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2025.01.24

【西日本第一本部】SOMPOケアフーズとの連携取組み~小さな気づきが、大きな変化のはじまりに。~

SOMPOケアは、日本の介護における課題のひとつでもある「介護の担い手不足」に真摯に向き合い、将来介護の担い手が不足しても高齢者の生活を支えていけるように、データ・テクノロジーの導入・活用による介護現場の新しい常識、すなわち「未来の介護」の創造に取り組んでいます。

また、SOMPOケアフーズでは、「おいしさへのこだわり」として、ご利用者さまにおいしく、食べやすく、栄養バランスのとれたお食事を楽しんでいただくために、独自の研究、開発、社内外の情報交換等に取組み、食と栄養の面での支援に力を入れています。

今回は、西日本第一本部でSOMPOケアフーズと連携し、食事提供時間帯に着目した「未来の介護」の創造につながる事例を紹介します。

ホーム内の多職種連携により、食事の品質を伴う業務効率化を実現

今回取組んだ食事の提供時間帯は、ホーム内でも特に業務量が多い時間帯です。お一人おひとりの健康状態や食事形態に応じた対応、ご入居者さまが食堂に来られる時間に合わせた温かい食事の提供、そして、配膳に加え介助までの一連業務を効率的に進める必要があるためです。

中でも『食パン』提供時には、ご入居者さまが着席してから食パンをトーストすることで、食事をすぐに提供できないことがありました。
そこで、ご入居者さまへの「おいしく食べていただくこと」を追求しながら、業務効率化実現への取組みを【そんぽの家 西田辺駅前】で開始しました。
そして、ホームやSOMPOケアフーズの職員が何度も試食を重ねながら提供方法を検討し、厳選した『丸パン』の使用頻度を増やすことで業務軽減を図れないかトライアルを実施。また、温カートで温めるとふんわりした食感となるため、パンを温かいまま、そしてパン特有のおいしさと楽しみを残しながら、食事提供ができるようになりました。
また、ご入居者さまへ食事提供する時間も、食パン時のトースト時間を加えると、お一人約3~5分かかっていた時間が、数十秒へ短縮し、職員の業務効率も改善しました。また、『丸パン』への変更は、召し上がっていただいたご入居者さまからも、好評いただきました!

<ご入居者さまからのコメント>
・食パンのときよりも、やわらかくなって食べやすかった!
・パン自体に味がしっかり付いていて、ジャム無しでもおいしく食べられる。その日の気分によって、ジャムを使ったり食べる楽しみ方が増えた!
・小分けの袋を開けた瞬間にパンの香りをしっかり感じられる!パンのメニュー時が楽しみになった!

あたりまえの見直しが生む、新たな気づきと業務効率化

ホーム業務の中には、「決まったルーティン」として定着している業務も多くあります。しかし、その「あたりまえ」を見直すことで、思いもよらない発見や改善につながることを、今回の取組みを通して学びました。今回は、『丸パン』の良さを引き出したことで、ご入居者さまへの提供時間が効率化され、職員の負担軽減にもつながりました。そして、ご入居者さまには、やわらかくて温かいパンを食べるおいしさや楽しさを、より感じていただけるようにもなりました。(未来の介護推進部リーダー 青木大典さん)

今後について

今回の取組みを通して、日々の中にある「あたりまえの業務」をただこなすのではなく、改めて見直し考えてみることが、より良い未来へつながる第一歩だと、改めて感じました。今後も、現場の声を大切にしながら「おいしく食べる」を追求しながら、職員の負担軽減を目指して取り組んでいきたいと思います。
そして、これからも健康的で安心できる食事を提供するために、低栄養を防ぎ、適切なカロリーを意識した商品開発を積極的に取り組んでまいります。ご入居者さまお一人おひとりの健康状態やニーズに応じた、バランスの取れた食事をご提案し、心と体の両面から豊かな生活をサポートしていきたいと思います。(SOMPOケアフーズ 西日本事業部 関西第2キッチンSV 谷口ひとみさん:画像右端)

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ABOUT USこの記事を書いた人

髙田 和寛
好きな表現は、「ポップ」。 好きな感性は、「ワクワク」。 記事へご出演いただいた方を輝かし、自分らしさが伝わるライティングを目指します!