ついに介護のほん完成!~まんが制作までの道のり~
2024年11月、従来の介護職に対するイメージを変え、介護職を子どもたちの憧れる職業にしていくための施策のひとつとして、講談社ビーシーが編集・刊行するまんが社会見学シリーズから、介護を学ぶ学習まんが「大研究! 笑顔をつなぐ! 介護の仕事」を制作しました。
みなさんはもう読みましたか!?
このまんがは書店では販売されませんがSOMPOケアから全国の小学校、公立図書館に寄贈され、全国のSOMPOケアのホームと在宅事業所へも配布しています!
※SOMPOケアのウェブサイトでもデジタルブックで読むことが出来ます。
https://www.sompocare.com/kaigo_manga/
介護のまんがを制作するにあたって
2023年4月に鷲見さんの「介護の仕事について子どもたちに、もっと知ってもらいたい」という発案から始まった介護まんがプロジェクト。
SOMPOケアとして介護のまんがを制作するにあたっては以下の3つを柱として進めていきました。
3つの柱
①従来「3K」と言われている介護職のイメージを、「New 3K」(価値ある、変えていく、感動できる)へ変えるように表現する。
②「介護の仕事やその魅力」「高齢者の身体のこと」などを、分かりやすく解説することで、子どもたちにとって介護を身近なものにする。
③介護を子どもたちの憧れの職業にする。
この3つの柱を踏まえながら、約1年かけてまんがの制作に取組みました。
まずは、まんがが完成するまでの制作過程を動画でご紹介!
制作に携わったメンバーを紹介!
2023年10月より、広報部(小林、高橋)を中心に、地域包括ケア推進部企画課リーダー 大塚いく代さんと未来の介護推進部リーダー 村上真也さんにもご協力いただきながら制作に励んできました。
大塚さんと村上さんには、介護やテクノロジーに関して子どもたちに伝えたいこと、書いてある内容に間違いがないかなど、細かなアドバイスをたくさんいただき、編集に携わっている私たちも大変勉強になりました。
地域包括ケア推進部企画課リーダー 大塚 いく代さん
介護のまんがで子どもたちに伝えたいこと
この本を通じて、子どもたちにとって高齢者や介護のイメージが明るくなればと思っています。そして介護はとても大切なことであると考えてもらいたいです。子どもたちだけでなくご家族にも読んでもらうことで、介護の分野はどんどん進化していることが伝わると嬉しいです。
制作に携わって苦労した点
身体の不自由さからのご本人の不安や周りの心配、介護サービスを活用して自分らしい毎日を過ごしてもらうことの大切さを、介護職の専門性と合わせてどうわかりやすくお伝えできるか悩みました。
まんがの中でオススメポイント!
第5章後半でおばあちゃんが元気な笑顔になって、ユウナちゃんが介護スタッフへの感動と尊敬を伝えたときのヨウコさんの笑顔!
介護に携わる専門職として、私も一緒に嬉しくて感動しました!
未来の介護推進部リーダー 村上 真也さん
介護のまんがで伝えたいこと
将来を担う子どもたちへ、これからの介護現場はご利用者さまとスタッフの未来を共に良くするために、最新技術で進化し続け、技術を適切に活用することで、人々を守る誇りある仕事になっていくことを伝えたいです。
制作に携わって苦労した点
最新のテクノロジーが「ただ導入すれば良い」「ただカッコいい」ではなく、導入することでご利用者さまとスタッフ双方にとってメリットがあることを整理して物語にする点がとても苦労しました。
まんがの中でオススメポイント!
第3章後半で、ユウナちゃん達が「介護は一律的な方法でされるものではなく、ご利用者さまお一人おひとりの希望で、さまざまな方法がある」と気づき、皆で相談をしていく場面は、皆の幸せを願う尊い場面です。
介護のまんがの制作秘話(高橋)
介護のまんがプロジェクト企画が立ち上がったときは、私自身まんがが大好きなので、面白そう!っという軽い気持ちで制作担当に手を挙げました。しかし、制作を通して、介護に携わっている人達の思いやりや、熱い気持ちにたくさん触れて、どうしたらこの想いを子どたちにわかりやすく伝えることが出来るか悩み、本当に難しいプロジェクトだと感じました。
制作過程ではシナリオチェック、作画チェック、内容チェックと介護について誤解のないような表現を大塚さん、村上さんのお力を借りまくりながら入稿ギリギリまで確認に明け暮れ、それでも見落としが見つかって・・・講談社ビーシーの方には何度も無理をいって修正いただきました。
本が実際に刷り上がり手元に届いたときは苦労が報われた感動が(( ;∀;))
1年間はあっという間でしたが、この本は携わっていただいたみなさまの協力なくしては出来上がりませんでした。本当にありがとうございました。
実はこの記事を作成中に、このまんがを読んだ小学生から感想文をいただき、とても嬉しかったです!!!
介護のまんがの制作秘話(小林)
高橋さんと同じように、「まんがが好きだし、まんが制作って面白そう~!」と軽い気持ちで手を挙げましたが、いざ始まるとさまざまな調整や確認作業が押し寄せた、怒涛の一年間でした。
介護についてあれも入れたい!これも入れた方がいいかも!となっていましたが、そうなると今度はまんがとしての面白さや分かりやすさがなくなってしまうので、バランスをとるのが難しかったです。
そのあたりは、講談社の方が「介護を知らない子どもが読んでも伝わるように」、という視点をしっかり持ちながらも、SOMPOケアの「介護事業者として伝えたいこと」をバランスよく調整いただきました。
子どもたちだけでなく、介護が身近ではない大人が読んでもためになるまんがになったと思います!
度重なる修正にも応じていただいた講談社ビーシーやまんが家の松浦さん、取材に協力いただいた皆さま、何度も確認をお願いして細かいところまで見ていただいた大塚さん・村上さん、本当にありがとうございました!
もしご家族やSOMPO流 子ども食堂に来てくれた子どもたちから感想などをいただいたら、大塚さんや村上さん、そして広報部にも共有いただけるととっても嬉しいです!!
SPECIAL THANKS TO… 取材にご協力いただいた皆さま
SOMPOケア ラヴィーレ越谷
SOMPOケア 杉並
SOMPOケア ユニバーシティ
Future Care Lab in Japan
SOMPOケア FOOD LAB
ケアサポートセンター(キッザニア東京)
介護のまんが制作にご協力いただいた皆さま本当にありがとうございました!