第9回(2022年度)社長賞 受賞者インタビュー第3弾
このコーナーでは、2022年度 社長賞を受賞した13組の事例を5回にわたり紹介します。
SOMPOケア社長賞とは、当社における社内表彰制度の最高栄誉に輝く賞のひとつとして、サービス品質の向上、地域連携、業務効率化およびES向上(従業員満足度)などにおいて、他の模範となる成果を生んだホーム・事業所・職員を表彰します。
社長賞授与式の記事はこちら↓
代表者の方にインタビューさせていただきました🎤
そんぽの家 都賀
ホーム長 井ノ上 雄一さん 【団体受賞】 地域に開かれた施設を目指す「子ども食堂」
取組み時のエピソードを教えてください。
2022年度のWCA(Washimi Challenge Academy)の一員として、そんぽの家 都賀で子ども食堂をスタートさせました。最初は何から始めてよいかもわからず試行錯誤の連続で、アイデアを思いつく限り実践しました。
WCAでは、メンバーと情報を積極的に共有し、成功した事例やイベントをほかの施設を参考に実施してみることもヒントとなり、大きな支援となりました。
そんぽの家 都賀の「子ども食堂」の特徴を出すためにお声がけしたのが、施設の近隣にある託児施設でした。まず、その託児施設に「SOMPO流 子ども食堂」の説明と理解を得ることに力を注ぎました。その結果、取組みに賛同していただくことができ、現在では子ども食堂開催日以外でも気軽に訪れることができる関係性を築けています。
毎月、託児施設で子ども食堂の参加受付けを行っていますが、現在は非常に人気があり、希望者が人数の枠を超えてしまうため、抽選を行っている状況です。
ホームだよりから子ども食堂の様子をご覧いただけます!
2024年1月の「子ども食堂」:https://www.sompocare.com/service/home/kaigo/H000225/message-detail/262669/
受賞を受けての感想と今後の目標について
このたびはこのような賞をいただき、本当にありがとうございます。2022年度のWCAメンバーとともに歩み、そして一緒に受賞したものだと認識しています。
また、運営においては施設の職員、SOMPOケアフーズの皆さん、本社、事業部の皆さんに多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
鷲見さんのお話にあるように、今後も「5年後、10年後も継続していくもの」を目指し、ご入居者さま、子どもたちや職員、関係者の皆さんなど参加したすべての方が楽しい時間を過ごすことのできる取組みを、施設一丸となって作り上げていきたいと考えています。
SOMPOケア 横浜十日市場
管理者 藤枝 季子さん 【団体受賞】 「働きやすい職場づくりへの取組み」
取組み時のエピソードを教えてください。
働く意味を考えるきっかけは、私の過去の経験からでした。以前の職場では、毎日業務に追われ戦いのような感覚で、「ご利用者さまのため」「自己成長のため」「コロナの逆境に負けないため」と思いながら働いていました。そのため「上司に認められたい」「褒められたい」と思って働いたことがありませんでした。当時、ある職員から「あなたは(職員に対する)感謝と労いが足りないと思う」と言われたことがあり、その時から、上司の言葉や態度が職員にとって大きな影響を与えるものだということを学び、さまざまなことに気を付けるようになりました。幸いにも、当時の私の上司が本当に親身に接してくれる方だったので「この人のためならもう少し頑張ろうかな」と思う感覚が芽生えたことも大きな変化でした。
現在の事業所で管理者として働くようになってからは、職員との信頼関係を大切にしながら、職員一人ひとりの重要性を感じています。また、職員との定期的な1on1面談では、お互いの想いを共有することができており、エンゲージメントの向上に繋がっていると感じています。
受賞を受けての感想と今後の目標について
エンゲージメント向上のためにと意図的に実施したことではなく、普段から意識していたことが評価され、取り組んできたことが間違っていなかったのだと自信に繋がりました。これからも職員一人ひとりと向き合い、より働きやすい事業所となるように、そして、ご利用者さまにとってもより良いサービスを提供できるよう、関係性の構築に努めていきます。
そんぽの家S北戸田
取組み時のエピソードを教えてください。
私が異動してきた2021年8月から、そんぽの家S北戸田に訪問看護が併設となり開設準備の段階から関わってきました。
周知活動の一環として、相談会の際にアロマセラピーやフットケアなどを実施し、戸田訪問看護単独での周知活動はさまざま行ってきましたが、複数の事業所を巻き込んでの相談会実施は初めての試みでした。また、事前に健康に関する不安や転倒などへの不安の声が多く聞かれたことから、相談会で体力測定イベント、歩行に関わる福祉用具の展示に的を絞り、無料合同説明会を実施。その結果、新規のご利用者数が20名ほど増えました。
ご利用者さまのニーズの把握はもちろんですが、「事前準備から居宅介護支援・福祉用具事業所といかに連携を取り合えるか」、「どうすれば協力してくれる他事業所にメリットが生まれるか」という職員連携にも力を入れて取り組みました。こうして成果を残す事ができてホッとしています。
受賞を受けての感想と今後の目標について
今回の受賞は、一緒に動いてくださった「戸田訪問看護」、「埼玉福祉用具」、「北戸田居宅介護支援」のみなさんの支えがあったからこそだと思っています。また、近隣のそんぽの家S戸田公園でも相談会を開催し、「北戸田訪問介護」、「戸田公園訪問介護」の皆さんにも、事前の情報収集や当日参加希望の方へのご案内など開催に向けてサポートいただきました。
特に心強かったのは、どんな事でも相談に乗ってくださった埼玉第2事業部長の舘さん、事業部を超えて快く埼玉福祉用具との連携を承諾してくださった埼玉第1事業部長の古川さんの存在でした。この場をお借りして「ありがとうございました!!!」
今後は、サービス付き高齢者向け住宅(サ付き)とサ付き併設訪問看護との連携におけるロールモデルとなるような取組みを今後も考えていく予定です。
今回社長賞で頂いた盾は職員さんが玄関に飾ってくれ自分の事のように喜んでくれました。飾られた盾をご覧になられたご利用者さまやご家族さまからも、労いのお言葉を多くいただきました。今後も「必笑」で取り組んでいきます。
次回は第4弾!お楽しみに!