第4回 SOMPOケア グランプリファイナル ~きっかけは、ここにある~
ご利用者さまの自立支援を基本理念に、認知症ケアや地域連携、職場改革など各ホーム・事業所の取組みを発表する全国事例発表会、「第4回 SOMPOケア グランプリファイナル」が2021年10月11日に開催されました!
昨年に続きオンライン開催となりましたが、今年は特設スタジオからのZoomとYouTubeのハイブリッド配信となりました!全国のホーム・事業所から集まった事例は200以上!!
厳正な審査を経て、ファイナルに残ったのは、地域連携・生産性部門で11事例、ケア部門で16事例の全27事例のみ!狭き門ですね~!!!
27事例の中には、テクノロジーを用いたサービス品質の向上や、「介護プライド」の浸透策、スタッフのエンゲージメント向上、最期まで口からおいしくお食事を召し上がっていただくためへの追及など、テーマはさまざま。どの事例にも、ご利用者さまを想う社員の熱い熱い思いが込められていました。
最優秀賞を獲得した4組をご紹介します!※順不同
地域連携・生産性部門 一組目
大井さん(左) 遠藤社長(右)
【テーマ】
「集積データを基にした訪問介護の挑戦
~ケアウィング(ICT)を用いた業務効率化とサービスの質の向上~」
SOMPOケア金沢笠舞訪問介護 大井 広和さん、岩中 早紀さんです。この日は大井さんが代表して発表をされました。
【事例の概要】
2020年度に導入された新しいシステム「SOMPOケア ウィング(以下、SCW)」。介護記録をデジタル化し、スマホでの記録が可能になった。そのSCWの『有効性をさらに深める手段はないか?』ということに主眼を置いた研究。6段階に渡る研究手順を通して、サービス実施状況が把握しやすくなったりご利用者さまの目標を共有しやすくなったり、情報収集と職員間の共有がもたらす、より良い効果を見出した。
地域連携・生産性部門 二組目
小谷さん(左) 遠藤社長(右)
【テーマ】
「ラヴィーレでできる自立支援~一律援助からの脱却~」
SOMPOケア ラヴィーレ 弁天町 小谷 右貴子さん、武田 和樹さんです。この日は小谷さんが代表して発表をされました。
【事例の概要】
ホームに入居されると、自宅にいた時と比べ家事の役割や生活の中の活動が大幅に減少してしまう方が多い。一律でお手伝いしてしまっていて、自立支援に繋がっていないのではないかと考え、取組みを実施。
全ご入居者さまを対象に、一律援助となっている項目とご自身でできそうな項目をピックアップ。掃除・洗濯・お茶準備・テーブル拭きの項目が上がり、88名中21名の方にそれぞれ役割を担っていただいた。結果としてご入居者さまの活力がアップ。今後は項目をより細かく分類し、ご自身でできることをさらに追及していく。
ケア部門 一組目
教育研修部 雨宮部長(左) 本間さん(右)
【テーマ】
「睡眠センサー」を使用したアセスメントの可能性~訪問介護編~」
SOMPOケア新井訪問介護 本間 加奈子さん、小松 清美さんです。この日は本間さんが代表して発表をされました。
【事例の概要】
認知症があるお一人暮らしのご利用者さまは、ご自身の体調や普段の生活、睡眠の状態などをヘルパーに伝えることが難しく、詳細なアセスメントが困難なケースがある。この課題に対し、「睡眠センサー」を活用した。
その結果、睡眠時間が極端に短い、日中ベッドに横になっていることが多いなど、これまでわからなかったことが把握でき、より正確なアセスメントに繋げることができた。テクノロジーを在宅介護の中で機能させるツールとしての可能性を今後も探っていく。
ケア部門 二組目
雨宮部長(左) 深浦さん(右)
【テーマ】
「HAPPY LIFEへの架け橋に~介護プライドの実践~」
そんぽの家 京都羽束師 深浦 愛さん、貝塚 瑠璃子さんです。この日は深浦さんが代表して発表されました。
【事例の概要】
ご利用者さまの「自己決定」を尊重し、夢や希望を叶えるサポートをした事例。
「どうしても遠く離れた故郷の景色が見たい。」「趣味を通じて誰かとコミュニケーションが取りたい。」「最期まで家族との時間を大切にしたい。」
この3つの夢や希望に対し、ご利用者さまそれぞれの思いを丁寧に聞き取り、ご家族さまや医療機関、そしてチームケアの実践によって実現。ご利用者さまの生活背景を知り、信頼関係を構築することで、QOL向上に貢献できることをホームスタッフ全員で実感した。
最優秀賞を受賞された皆さんには、賞状とトロフィー、賞金が手渡されました。
グランプリファイナルを影で支えてくれていた、教育研修部の皆さんです!企画、運営、配信と本当にお疲れ様でした!!!!!
教育研修部の皆さん