SOMPOケア ギャラリー
作品番号⑫ フランス刺繍
突然ですが、手芸の「刺繍」ひとつをとっても、世界にはさまざまな種類があることをご存じですか。ステッチの技法も何百という数があり、世界各地で独自の発展を遂げ、地域によって多様な特色があるそうです。
今回ご紹介するのは、繊細なテクニックで、作り上げられたフランス刺繍の作品。
この作品を制作されたのは、そんぽの家 箕面にご入居されている三木以よ子さまです。
思わず目を奪われる、美しい色彩が施された刺繍が艶やかで、綺麗ですよね。
佇んでいる男児の穏やかな表情も見てとれるほど、細やかに表現されています。
SOMPOケアフーズ発行の「今月の献立」8月号の表紙を飾っています!
そんぽの家 箕面 三木以よ子(みき いよこ)さま
101歳 ご入居者さま
♦ ♦ ホームでの三木さま♦ ♦
数年前に受けた眼の手術による影響で、現在は眼が不自由ではあるものの、体操や歌の会、
フラワーアレンジメントなどのアクティビティにも積極的に参加され活発なご様子。
いつも穏やかで、お話好きな一面も。今回ご紹介した「フランス刺繍」は、30年ほど前に制作された作品とのことです。
♥趣味・特技
刺繍、お琴、押し絵(布細工による貼り絵)、旅行、麻雀、トランプ、花札
♥好きな言葉
・紀州の殿様お国入り
童謡「毬と殿様」歌詞の一部 三木さまのご出身は和歌山県。
・おまえ100までわしゃ99まで ともに白髪の生はえるまで
夫婦が仲睦まじく、ともに長生きしたいという妻の願いを言った言葉 。「翁と媼」というお話に出てくると、三木さまが教えてくださいました。
♥お元気でいらっしゃる秘訣
今まで好きなところへ旅行に行ったり、好きなものを食べたり、気の赴くままに過ごしていること
フランス刺繍の経験は、なんと30年!熟練のスキルの持ち主!
三木さまのご実家は呉服問屋だそうで、婚礼衣装などに施されている日本刺繍が身近にある環境で過ごされていたそうです。フランス刺繍を始められたきっかけは、ご実家の呉服問屋に来られていた戸塚先生(三木さまにとっては師匠という立場の方)という方から教わったこと。それ以来、刺繍の世界にどっぷりハマり、夢中になられたそうです。
きめ細かく、緻密な難しい作業ではあるものの、ループやアウトラインといったいろいろな差し方があるのが刺繍の魅力だという三木さま。作品の華麗な仕上がりに、フランス刺繍歴30年!というのも納得です!
三木さまのその他の作品もご紹介❕
どの作品も可愛らしく、見ていると気持ちが和む作品ばかりです。