リーダーズ12を追え!厚労省実証事業へのチャレンジ!Part5
このコーナーでは、2022年7月にスタートした厚労省実証事業に取り組む12の介護付きホーム、“リーダーズ12”を紹介します。今回はPart5です!
リーダーズ12がチャレンジしている厚生労働省実証事業の概要・取組み内容については、こちらの記事をぜひご覧ください!
そんぽの家 つきみ野
金野ホーム長
Q1.実証事業に選抜された際の感想や今後の展望、課題などを教えてください
選抜されたときの感想
介護業界の未来のあり方を考えたとき、SOMPOケアが掲げている“未来の介護”の実現が重要になると考えていましたが、実証事業に選抜された当初はプレッシャーと不安しかありませんでした。
しかし、川﨑事業部長と打ち合わせを重ねていくなかで徐々に、本社や本部の皆さんの協力、そして、つきみ野のスタッフの団結があればやり遂げられるのではないかという小さな自信が芽生え、介護の未来を実現していくためのプロジェクトに関われるのだと、大きなやりがいに変わっていきました。
今後の展望
テクノロジー機器の導入、シフトの組換え、援助の見直し・適正化等により、業務を効率化したことで創出された時間を、今まさに、ご利用者さまのためにやりたかったことの時間に充てている最中です。
今後はさらに繰り返し検討を重ねて、ご利用者さまのQOL向上やスタッフのモチベーションアップにも寄与できるような、質の高い介護のモデルケースをつくることを目標にしています。
課題
実証事業に取り組んだことで、ご利用者さま・スタッフ・未来社会の「三方良し」が、少しずつ近づいてきていることを実感しています。しかし、最高品質の介護サービスを提供していくためには、ホームで勉強会を実施するなど、人材育成にもっと時間を注ぐ必要があると感じています。
また、ご利用者さまの自己実現のため、ACPを推進していくことにも課題感を持っています。ここから、さらなるチャレンジをしていきます!
(金野ホーム長)
小川副ホーム長
Q2.スタートしてからスタッフやご利用者さまに変化はありますか?
一番の変化は、再加熱カート導入によるご利用者さまの食事に対する評価です。多くのご利用者さまから、「今までよりも温かくてホカホカでおいしいわ」などうれしいコメントもいただきました。
また、特別浴室に設置したウルトラファインバブル発生装置「ピュアット」も好評で、以前は羞恥心や、ストレッチャーへの恐怖心から入浴に消極的だったご利用者さまの表情がやわらぎ、「温かい」と気持ちよさそうにされている様子を見ることができるようになりました。
スタッフに関しては、以前は介護歴の長いスタッフから提案や意見が出ることが多かったのですが、新しいテクノロジー機器導入や業務組換え後は、若手スタッフからもいろいろと声が上がるようになり、ホームが活性化し、成長につながったと思います。
(小川副ホーム長)
Q3.ホームからのアピールポイントをどうぞ!
“チームワーク”と“考動”です!
川﨑事業部長によるマネジメントの下、金野ホーム長が実証事業について、導入するテクノロジー機器についてスタッフに丁寧な説明を行い、スタッフは与えられたミッションを自ら考え行動することでクリアしてくれています。
業務オペレーションをカスタマイズしたり、業務の組換えを提案してくれたり。本部からのサポートメンバーや私がすぐにそれらを反映するというサイクルが、とても良い形で回っています。
思い起こせば再加熱カートの導入初日。朝の配膳時はバタついたものの、すぐにオペレーションを変更したことで、お昼の配膳では大きな混乱もなく落ち着いた対応をしてくれました。スタッフ皆の“考動”力の高さに驚かされました!
(小川副ホーム長)
上段 左から川﨑事業部長、尾内さん、恒吉さん、小池さん、森本さん、金野ホーム長、鷲見社長
下段 左から安藤さん、加藤さん、根本さん、窪田さん、小川副ホーム長、松澤さん