リーダーズ12を追え!厚労省実証事業へのチャレンジ!Part3
このコーナーでは、2022年7月にスタートした厚労省実証事業に取り組む12の介護付きホーム、“リーダーズ12”を紹介します。今回はPart3です!
リーダーズ12がチャレンジしている厚生労働省実証事業の概要・取組み内容については、こちらの記事をぜひご覧ください!
◆貞冨ホーム長
Q.実証事業に選抜された時の率直なご感想、今後の展望、課題などを教えてください。
最初、この話を聞いたときは「今の自分たちでやり切れるのだろうか?」と、まず【不安】を感じたのを覚えています。しかし、度々ニュースでも報じられている通り、「日本の人口減少」「介護の担い手不足」については、自分の肌でも感じていたところでした。
実際に介護業界に関わる自分の立場からすると、「不安な気持ち」とともに「このまま、介護の担い手が少なくなることに対して何も行動を起こさなくてもいいのだろうか」という想いも同時に持っていました。
Q.実際に選抜され、心境の変化はありましたか。
不安を感じながらも、「何か行動することが大切」と想っていた気持ちもあり、「未来の介護のためにもやってみたい、やってみよう!」と覚悟を決め、ホーム一丸となってチャレンジすることにしました。
今では、実証事業を行うリーダーズ12の一つにラヴィーレ舟入が選ばれたことを、スタッフ一同、大変光栄に思っています。
今経験していることを、「SOMPO流の介護」を維持しながらどのような進化に繋げていくことができるのか、スタッフ皆が強い意識を持ちながら「ホーム全体で続けること」で、その未来に向かって走っています。
Q.現時点で感じている、今後の課題はありますか。
今回の実証事業で「生産性の向上」が見込め、その時間を有効活用していき、まずはご入居者さまと関わる時間を増やし、どのようにしたら「人の手の温かさ」をより感じていただくことができるようになるかが課題だと思います。
これまで、時間に追われ目の前のことに一生懸命なことが多かったので、いざ時間ができたときにすべきことは何か、悩むスタッフも少なくありません。しかしスタッフにもそれぞれ理想にしている介護、ご入居者さまにして差し上げたいこと、チャレンジしてみたいことがたくさんあるので、今後どう実行していくかをサポートしていきたいと思います。
Q. 実証事業がスタートしてから、スタッフやご利用者さまに変化はありますか?
◆舛見副ホーム長
初めは、「新しいテクノロジー機器などに慣れることができるのか」「本当にサービス品質を維持しながら新たに時間を創出することができるのか」、正直なところ私もスタッフも不安が大きかったです。一方で、テクノロジー機器を導入し、業務を見直した結果「自分たちも変化できる」という新しい想いも生えまれてきました。そして、業務に少しずつ時間に余裕も出始め、以前よりもスタッフとご入居者さまとの会話が増えてきたので、大きな変化だと感じています。
機器の1つである「ユニバス」と言う中間浴により、久しぶりに湯船につかることができたご入居者さまがいらっしゃり、それを自分のことのように喜んでいるスタッフの言葉を聞いた時は、私も嬉しくなって泣きそうになりました。
また、ご入居者さまが一番喜ばれたのは「LOVOT(らぼっと)」です。あまり1Fのカフェコーナーに来られない方も「LOVOT」に会いに来てくださり、普段笑顔を見せられない方も「LOVOT」には笑顔を向けられ、お気持ちの乱れが強かった方も、「LOVOT」と関わる中で次第に落ち着かれた方もいます。皆さま、思い思いの名前で「LOVOT」を呼び、可愛がっていらっしゃいます。
最後に、ホームのアピールポイントを!
1Fエントランス、カフェ空間には生花を活け、来訪されるお客さまはもちろん、ご入居者さまにも安らいでいただけるように、ホテルのような空間づくりを目指しています。
そして、最大のアピールはスタッフです。100名のご入居者さまがおられるなか約60名のスタッフで運営し、これだけ大所帯になるとさまざまなスタッフがいますが、
チーム全員が【優しさ】をもって接しています。まだまだチームとしては未完成な部分も多いですが、誰一人欠かさず必要な人財です。
part4へと続く!