SOMPOケアフーズ 商品開発部のお仕事編 #2
SOMPOケアフーズ 商品開発部のお仕事編 #2 ~新メニューの企画はこうして進める!~
この連載ではSOMPOケアフーズ 商品開発部のお仕事内容をはじめ、その舞台裏、『食に込めた想い』を商品開発部所属の松田と香川がご紹介していきます。
今回は、『新メニューが立案されてから、ご利用者さまへ実際に提供されるまで』の、企画担当者のお仕事をご紹介します!
SOMPOケアフーズ 商品開発部のお仕事編 #1 ~メニュー開発の舞台裏へ!は ⇒コチラ
企画担当者はこんな人( ^^ )/
2017年4月に管理栄養士として新卒入社、ラヴィーレ光が丘公園(東京都板橋区)で4年間勤務したのち、昨年4月に商品開発部へと異動してきた宮本結加さん。
介護現場で調理や高齢者の栄養管理に携わるうちに、『現場目線で、現場に寄り添う献立を作成したい!』と思うようになったそうです。
商品開発部では、介護付きホーム“ラヴィーレ”ブランドの担当チームへ配属。献立を組み立てるようになり、今年の3月からは、新メニュー・改良メニューの企画のお仕事も担当されるようになりました。
企画とはどんなお仕事?
商品開発部は、ご利用者さまやスタッフからいただいたご意見を参考に、新規メニューやイベント食の提案、現行メニューのリニューアルをおこないます。
企画担当者のお仕事は大きく4つあります。
・ご利用者さま、ケアスタッフ、キッチンスタッフの意見集約
・新メニューや改良メニュー、イベント食の企画立案
・評価会・試食会でのプレゼンテーション
・献立のお料理の写真撮影
“ラヴィーレ”ブランドにおける食事の企画は、『ラヴィーレらしさ』を表現するため、大切にしているコンセプトがあります。
季節感・・・年中行事、旬の食材の使用
手作り感・・・調理の際の音や香り、料理のみずみずしさなど五感に訴えるもの
栄養価・・・健康支援につながる栄養のとれる献立
飽きのこない献立・・・和洋中、肉魚などバランスの良い食事
企画の流れとは・・・
企画は『春夏秋冬』の四半期ごとに立案されます。
ひとつのメニューが企画され、実際にご利用者さまに提供されるまでには、半年以上前から準備を進めます。
前回の記事でご紹介した【ビーフカツレツ フレッシュトマトソース】【銀ダラと秋野菜の朴葉焼き】は9月から提供される秋メニューなので、企画されたのは今年の3月ということになります。
春企画:3~5月🌸 (前年9月から企画開始)
夏企画:6~8月🍧 (前年12月から企画開始)
秋企画:9~11月🌰 (3月から企画開始)
冬企画:12~2月⛄ (6月から企画開始)
秋企画スケジュール
3月:企画会議
5月:試食会(部内評価会、報告試食会)
6月:献立作成を開始
9月:提供開始
3月の企画会議では、ご利用者さまやスタッフからいただいたご意見と商品開発部の想い、栄養価をもとにメニューを企画し、フロント(現場)部門の事業部長に提案します。
企画を承認いただけたら試作を繰り返し、5月に、商品開発部をはじめ、中村社長や事業部長を含めた部内評価会でプレゼンをおこないます。
その後、ラヴィーレを運営するSOMPOケアへの報告試食会を経て、6月中旬にはご利用者さまへお届けする献立作成に取り掛かり、7月末には9月の献立が配信されます。
そして、ようやくご利用者さまにお食事を提供することができます。
ご利用者さまへおいしい食事をお届けするための準備は、半年以上前から進められているんですね。
7月現在、商品開発部は冬企画メニューを、まさに全力で試作中です!
宮本さんが企画したお食事をご紹介!
秋以降に提供予定のお食事を少しだけご紹介します!
秋企画 味わい紀行 沖縄県(9月提供予定)
残暑の厳しい時期ですので、季節感を感じながら暑さを吹き飛ばしてもらいたく、沖縄県の郷土料理を企画されたそうです。
冬企画 ほっこりおやつ クレープシュゼット(12月以降提供予定)
クレープをオレンジソースで煮た温かいおやつです。
寒い時期にあったかいおやつを食べて、ほっこりしてもらいたいという想いで企画されたそうです。
企画を担当してみて・・・ 宮本さんの、企画に込める想いを伺いました。
「ご利用者さまや現場スタッフからは、厳しいお言葉を含めて、日々いろいろなご意見をいただきます。その中から意見を取り入れて、新規企画・メニュー改良をおこなう試行錯誤の毎日です。
企画に携わるようになり、日常生活の中でも、どのような食べ物が流行しているのか、どんな風に料理が演出されているのか、以前より街中でも食事に関わるものに目がいくようになりました。
高齢者のお食事で不足しがちな、筋力を維持するたんぱく質や、体の調子を整える食物繊維を多く摂取できるメニュー、栄養制限のある方もなるべく同じお食事・同じ量をお召し上がりいただけるようなメニューなど、皆さまに楽しんでいただきながらも栄養面に配慮したお食事を提案したいと考えていて、常に情報取集が欠かせません。
『ご利用者さまが完食してくださった』『おいしかった』というご意見をいただくと、とても嬉しく思います( ^^ )
私が企画したメニューを実際に形にしてくれる開発担当者と具体的な相談を進めていくと、今まで知らなかった料理を知ることができるのも楽しみの一つです。」
写真撮影秘話♪
献立表や、ホームに設置されているデジタルサイネージなどに掲載される料理写真、実は商品開発部で撮影しています。
おいしそうに、きれいに撮れていますよね!
同じカメラでも、設備を整えて撮影するとかなり差があらわれます!
セットを組んで撮影した写真では、料理がより鮮やかに写り、おいしさが伝わるかと思います!
照明の当て方や料理の配置を工夫し、ご利用者さまが献立表を見ただけでお食事が楽しみになる写真の撮り方を目指しています。
【SOMPOケア ラヴィーレ】7月の献立表を ←見てみる
ご利用者さまへ『おいしいお食事』をお届けするため、商品開発部は奮闘中。
次回もお楽しみに!
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「SOMPOケアフーズ『食楽膳WEBショップ』」から
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※スマホ・タブレットからもご注文いただけます。