WCAーWell-being Challenge Academy-Vol.4 地域とつながる・支える 価値の創造

Well-being Challenge Academy は、施設・在宅の部門で選抜メンバーが社長である鷲見さんの直轄で、1年をかけてさまざまな取組みを実施し、SOMPOケアとしてウェルビーイングの推進に取り組んでいます。
今回は、第4回として3つ目の取り組みテーマ【価値ある】をご紹介します!
また、2025年1月に実施した最終報告会は次回号で予定します。
WCA2024施設部門 |
今回、施設部門では【価値ある】のテーマとして「SOMPO流 子ども食堂の底上げと発展」に向けた取り組みをご紹介します。
自身のホームのSOMPO流 子ども食堂の開催定着はもちろんのこと、所属事業部内全体での安定開催や同業他社などと「地域で連携」することで、地域とつながる価値の創造に向けて取り組みました。
鷲見さんから
「自分のホームの半径500mに、どんな人が住んでいるだろう?どんなお店があるだろう?」
と問われたメンバーたち。
地域の人口や特徴を調べ、実際に足を使って模索しながら地域の社会福祉協議会や小学校はもちろん、地域の子ども食堂にも足を運んだり、これまでの枠を超えて「地域を知ること」からはじめ「地域とつながる価値」を改めて考えました。
そして毎月のWCAでは、SOMPO流 子ども食堂の実践・取組みから、たくさんの「つながる」が報告されています。
子ども食堂が【役割の創出】につながる
子ども食堂の企画会議に参加くださったり、習字やコマ回しを教えてくださるご利用者さま
子ども食堂での体験や思い出が【介護への関心】につながる
みんなで楽しめる ♪カーレット♪
子ども食堂の場を通じて【人や地域】とつながる
家の鍵を忘れた子どもが親御さんの帰宅時間までホームを訪れて宿題をしたり、子ども食堂の開催日以外も、地域の子どもの居場所になっています。
また今期は自分のホームだけでなく、事業部を中心とした近隣ホームとの協力、連携にもチャレンジしました。取り組みの難しさを感じながらも、SOMPOケアは子ども食堂をやっていることが「当たり前」の実現に向けて、プロジェクトチームの組成、応援メンバーの派遣、自分のホームへの招待などさまざまな取り組み、連携を図ってきました。
▶3期生も参考にした、2期生の成果物「SOMPO流 子ども食堂運営ガイド~企画・運営虎の巻~」
そして3期生は、全国のSOMPO 子ども食堂で人気の「レクリエーション集」をまとめています。
近日社内ポータルで公開予定です♪レク内容のマンネリ化などに課題のある事業所は、ぜひ、参考にしていただければと思います。
WCA2024在宅部門 |
WCA2024在宅部門でも、施設部門と同じテーマを設定しています。
【価値ある】のテーマでは日常生活の情報共有を中心としたICT(コミュニケーションツール)の活用にチャレンジしました。 自社内はもちろん地域の事業所ともつながることで、サービス事業所間で立体的にご利用者さまの在宅生活を支え、地域包括ケアシステムの一翼を担うための取り組みです。
WCA在宅では、2022年度のⅠ期、2023年度のⅡ期でも、ICT(コミュニケーションツール)の一つとして、「ケアエール」のモデル活用及び展開に取り組んできました。
今回(2024年度Ⅲ期)においても、これまでの取り組みを踏襲しつつ、活用範囲を事業所間(介護・看護・医療のリアルタイム情報連携)、そして地域の事業所へ広げることにチャレンジしました。
今回は、これまでのスマートフォンアプリのケアエールから、さらに事業所での活用(PCブラウザ)を考慮して、デイサービスで導入しているケアエールPROでの活用にチャレンジしています。
2024年7月、WCA在宅Ⅲ期メンバーへ【ケアエールPROの活用説明会】を実施し、居宅介護支援・訪問看護・訪問介護事業所での利用を開始しました。
※記載内容は、WCA2024在宅メンバーの取り組み用です。
3つの事業で共通するご利用者さまのルームを運用するために、ご利用者さま、ご家族さまへの導入説明、サービス担当者会議で、他社の事業所へもご説明するなど、情報共有のツール活用の場面を拡げるように取り組んできました。
ご利用者さまへの説明(SOMPOケア吹田)
ご利用者さま宅でのサービス担当者会議の様子(SOMPOケア平和公園)
ご利用者さまの在宅生活を支えるそれぞれのメンバーが、ケアエールのルームを活用してご利用者さまの日頃の様子を共有することで、即時の共有、具体的な理解が深まります。
SOMPOケア川崎高津(居宅介護支援・訪問介護・訪問看護)の活用例
(※実際の書き込み文章は情報の配慮のため、小さく読み取りにくくしています)
上記のような、事業所間の情報連携だけではなく、頻回に連絡を取っているご家族さまとルームの共有をすることで、『ご家族さまからの情報と、事業所からの情報がお互いにダイレクトに共有できるようになり、ご家族さまも安心していただくことになった、言葉のニュアンスによる誤解なども防ぐことができるようになった。』という報告が各メンバーから届いています。
事業所での情報共有の様子(SOMPOケア吹田)
事業所でも、ルーム内の情報を共有しながらサービス内容の検討なども行っています。
ケア品質の向上、ご家族さまの不安解消や専門職の負担軽減ができる在宅ケア支援の仕組みを構築するための第一歩として、取り組みを継続しています。
次回は、1月に開催した最終報告会の様子をお伝えします!

