介護スタッフ 内山尚資さん(ペンネーム:内山ロボ)が描く絵本 ストーリーをご紹介!Vol.6
当社の企業理念は、「人間尊重」。ご利用者さまやご家族さま、そして職員同士においてもその尊厳を大切にし、より良い関係を築くことで、品質の高い介護サービスの提供や、風通しの良い職場環境づくりに努めています。
そのことを改めて心に留め、また自らの行動を振り返る期間として、当社では、12月を「人間尊重月間」とし、12月10日を「人間尊重の日」と定めています。
連載6回目となる今回、そんぽの家 上北台の介護スタッフである内山尚資さんが、新たな作品のテーマとしたのは「人間尊重」です。
人権や人間尊重のあり方について、あらためて考える機会として、みなさんぜひご覧ください。
▼内山さん渾身の作品は、こちらからご覧いたただけます!
作品は、「声かけの神さま」です。
内山さんにこの作品に込める想いをお聞きしました。
今回の作品は、12月の人間尊重月間に合わせて「人を大切にする」という当社の理念にスポットライトを当て、描きました。
SOMPOケアに入社して間もない頃、先輩職員から「ご入居者さまの目線に合わせるよう、対応する姿勢を忘れないでね。」と言われた記憶が今もあります。ご入居者さまは、私たちの一言ひとことに耳を傾けておられます。声かけは、ご入居者さまとのコミュニケーションの中でも、最も慎重に行うべきものだと思います。
私も16年目のベテラン介護士になり、今では多くの後輩職員たちにいろいろ指導する立場になりました。私自身、今もご入居者さまの目線に合わせる対応を心がけています。また、職員同士でも助け合いの精神を大切にしています。「ご入居者さまを大切にする」「同僚を大切にする」という信念をもとに、この作品を描きました。
ぜひこの物語を見ていただき、みなさんのご意見をお寄せいただけましたら、うれしく思います。
ライターがこの作品を見て・・・
この作品を見て、みなさんも日常で身近にいるひとたちのことを思い起こしたのではないでしょうか。
普段私たちは、相手がどんな思いを抱いているのか、いまどのような気持ちなのかと心の中で探りながら、自分の目線で物事をとらえています。もしかしたら、相手に対して、自分自身の思い込みや先入観で見ているかもしれないと私は感じることがあります。
この物語に登場する介護士は、そういった問いの答え合わせとして、「声かけ」を行ったのではないかと思いました。
「声かけ」により、相手の想いを引き出したこの介護士は、「声かけの神さま」でもあり、「傾聴の神さま」でもあるなと感じました。