WCAーWell-being Challenge Academy-Vol.2 テクノロジーとデータ活用への挑戦
Well-being Challenge Academy は、施設・在宅の部門で選抜メンバーが社長である鷲見さんの直轄で、1年間をかけてさまざまな取組みを実施し、SOMPOケアとしてウェルビーイングの推進に取り組んでいます。
施設と在宅の部門があり、それぞれに選出されたメンバーが取り組んでいる内容について、2025年1月に予定している最終報告会まで連載形式でご紹介していきます!
※第1回はこちら ➡「#1-2024取り組み始めています」
第2回は、施設・在宅のそれぞれの部門の具体的な取り組みをご紹介していきます。
WCA2024施設部門 |
今回、施設部門で【変えていく】のテーマである「テクノロジーとデータを活用した介護へ挑戦」についてご紹介します。【変えていく】のテーマでは、介護付きホームで「egaku活用」、サービス付き高齢者向け住宅では「テック活用」について、それぞれで議論、取り組みを推進しています。
介護付きホーム
まずは、メンバーがegakuを知り、使い倒すことを目指し、どうすれば社内で更にegakuが活用され、定着するかという視点で議論しながら取り組み、成果の取りまとめを行っています。
本社ミドルの各部門にも参画いただき、egakuの機能と各職種の役割について整理をすすめました。上記の図のように、さまざまな角度から議論しまとめています。
サービス付き高齢者向け住宅
現場課題(徹底的に介護サービスの品質・業務の質を高めること)に対し、テクノロジーを活用した施策を議論し企画しています。
鷲見さんから「圧倒的に品質を高めるものは何だろう」「徹底的に生産性を高めるものは何だろう」と問いかけられ、真剣に議論を重ねています。
これらのテック活用を視野に企画、検討を進めています。それぞれのチームで、どのようなチャレンジや取り組みが展開され、成果となるのか楽しみです♪
WCA2024在宅部門 |
WCA2024在宅部門でも、施設部門と同じテーマを設定しています。
テーマ❶「変えていく」の視点で、在宅介護においてテクノロジーやデータなどを活用した介護へ挑戦している内容をご紹介します。
在宅サービスのご利用者さまに、ウェアラブルデバイス・環境設置センサー・コミュニケーション用のTVモニターなどをご利用いただき、日常の生活から得られるさまざまなデータの活用を長期的な視点で進めていきます。
▶埼玉第1事業部のSOMPOケア大宮では、訪問介護・訪問看護事業所とケアマネジャーが連携して、担当しているご利用者さまへセンサーとモニターを設置する準備をしています。
(左から:訪問介護 山口管理者、訪問看護 加藤管理者、居宅介護支援 中岡管理者)
ウェアラブルデバイスやセンサー、モニターを設置するご利用者さまには、ケアプランにも記載しご利用者さま・スタッフ・事業所間でも目的共有しています。
※お互いに『今、いいですか?』と、訪問看護、ケアマネジャー、定期巡回のスタッフが集まったので、ミニカンファレンスを開催。↓
利用中のご利用者さまについては、各職種のスタッフ間で事業所内で顔を合わせたタイミングで声掛け合い共有しています。
腕に装着されたウェアラブルデバイスから取得されたデータは、それぞれご利用者さまごとに毎月の月次レポートとして作成されます。
そのレポートをもとに、ご本人さま、ご家族さまへのフィードバックや自立支援・重度化防止に向けた提案をどのように行っていくかを検討していきます。WCA2024在宅ではDX推進部のメンバーと一緒に、定期的に検討を行っています。
広島九州事業部のSOMPOケア平和公園でのレポートを基に検討している定例検討会の様子をご紹介。(左から、訪問看護 平田管理者、居宅介護支援 亀田管理者、訪問介護 長谷管理者)
DX推進部のメンバーは、複数名の担当者を設置し、事業所へ訪問して一緒に検討したり、WEB上からも検討MTGに参加など、WCAメンバーと一緒に取り組みを伴走しています。
ご利用者さまのご自宅に設置した人感センサーのデータをもとに、日常の生活リズムが見えてきたため設置場所が適切かどうかを再検討しているところです。皆真剣です。
ご利用者さまのご自宅にはベッドセンサーと、人の熱を感知する人感センサーをそれぞれ設置し、ご利用者さまのご自宅での活動量や睡眠状態、トイレの利用回数を計測することができます。
計測されたデータは毎月の月次レポートとしてまとめられ、ご利用者さまの普段の様子、状態に合わせてケアプランを見直すことができます。
川崎第2事業部SOMPOケア川崎高津のご利用者さま宅へのセンサー設置とレポート例です。
カメラ機能は無いので、生活そのものを見られることはありません。
ご自宅で、これまで通りの自由な生活を続けられるよう、状態にあったサービスの提供と見守りによる自立支援・重度化防止を目指しています。
9月時点で、6か所のWCA在宅メンバーのエリアステーションにおいて、32名のご利用者さまが取り組みにご協力くださっています。在宅介護においてもテクノロジーやデータを活用することで、ご利用者さまの生活を支えることができるように、以下の点での取り組み・検討を重ねています。
取り組み・検討の結果は、25年1月に実施予定の最終報告会までに取りまとめてご報告いたします!