連載
2024.05.09
Future Care Lab in Japan 通信 vol.1
この連載ではFuture Care Lab in Japan(以下FCL)という研究所について、何を目指してどんなことをしているのかをご紹介していきます。
第1回目は『FCLについて』
FCLミッションステートメント
Future Care Lab in Japanは、『人間とテクノロジーの共生による新しい介護のあり方を創造する』ことを目指しています。
今まで人が行ってきた介護現場のすべての業務をテクノロジーが代わって行うわけではありません。テクノロジーに任せるところは任せて、人が人にしかできない業務に集中できるようになることを目指しています。
ところで、皆さん“介護テクノロジー“ってなんだと思いますか?
私たちは、要介護者・介護者の生活を向上させ、活用し続けることができる道具や、環境整備のことだと考えています。福祉用具・ロボット・センサー・システム等さまざま対象としています。
FCLとは?
創る人・使う人の中心となり、介護現場で活躍できるテクノロジーを共創するリビングラボです。介護福祉に関わるテクノロジーが、介護現場で活用できるか評価をすることや、介護現場の問題に対して解決策がまだない場合には、開発企業の製品化をサポートします。 自社だけではなく他社の介護法人との連携も行い、研究開発をしています。
FCLが大切にしていること(4つの軸での評価)について
一つひとつのテクノロジーの評価指標は、デンマークの福祉機器評価ATATモデルを日本に合うようカスタマイズして行っています。精度・安全性、ご利用者の品質観点、介護職員の業務負担軽減、生産性向上4つの観点をそれぞれ重要視して、定性・定量の評価を行っています。
次回は『FCLの取組みについて』ご紹介します。
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