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連載
2023.09.07

SOMPOケア ギャラリー

作品番号⑬「手作りポーチ」

<作者紹介>

竹内 婦美子(タケウチ フミコ)さま 107歳 / そんぽの家 中庄(岡山県)

現在制作中の作品を手にされている、竹内さま。

そうです。107歳を迎えた今なお、手縫いのポーチづくりの趣味を続けていらっしゃいます!

 

針に糸を通すのもご自身で!

竹内さまは、長野県のご出身。

息子さまがいらっしゃる倉敷市にお住まいを移してから通っていた老人クラブで、手芸の先生にポーチづくりを教えてもらったそうです。

「子どもの頃から細かい作業が好き。老人クラブでは、お友だちと作品を見せ合い楽しんだ」と、懐かしそうに語ってくださいました。

昔から目も良いそうで、現在もメガネなどは使用せずに制作をされており、大きな布からご自身で裁断。針に糸を通すのも、朝飯前です!本当にすごいですよね。

ファスナーも手縫い。裏地をつけて、中には薄い綿を敷いて。丁寧な工程を経て、完成します。

 

ポーチは大小2サイズ。型紙も自作です。

 

裏地は別の柄になっているので、バリエーションが豊富。

 

107歳の集中力!

「毎日何もせずにはいられないし、好きだから作っている」と竹内さま。「生地は息子が買ってきてくれるんだけど、息子の趣味で買ってくるから・・・」

・・・たまに、あまり好みではない生地が届くこともあるようです。笑

それでも、「一人ではできないから」、「施設で暮らして食事を出してもらえるからできる」と、周囲への感謝を何度も口にされていました。

「生地があると、寝る間を惜しんで制作に励んでしまわれるため、最近は一度にお渡ししないようにしています。適度に休憩もとっていただきたいので!^^;」とスタッフの村上さんが教えてくれました。目が充血するほど長時間没頭されることもしばしばで、早いときは1日で完成してしまうこともあるそうです。

「竹内さまの集中力には、本当に頭が下がります。竹内さまを見ていると、これぞ生きがいだなと。生きがいってすごいなと、心から思います」(村上さん)

竹内さまと、スタッフの村上さん

 

毎日、お食事もしっかり召し上がっているという竹内さま。これからも元気に、かわいいポーチを作り続けてくださいね。(実は、ライターも1つポーチをいただいてきました!ピンクの花柄が愛らしく、とても丈夫で使いやすいです。竹内さま、ありがとうございます。😊)

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

矢板 菜穂美
広報部。2006年入社。介護職の魅力、介護現場の魅力を広くお伝えしていきたいと思っています!