柴田デイサービスの小原愛美さん スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島で金メダル獲得!
2022年11月4日~6日の3日間にわたり開催された「第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島」において、小原愛実(おばらあいみ)さんが硬式テニスで見事、金メダルを獲得しました!
スペシャルオリンピックスとは
知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングと、その成果の発表の場である競技会を、年間を通して提供している国際的なスポーツ組織です。オリンピックと同様に、4年に1度の夏季・冬季の世界大会があり、日本選手団が派遣されています。
(参考)公益財団法人 スペシャルオリンピックス日本 (son.or.jp)
今大会に硬式テニスの選手として出場したのは、宮城県にあるSOMPOケア 柴田デイサービスで働く小原愛美さん。勤続11年を数えるベテランスタッフです。
スペシャルオリンピックスとの出会い
もともとは小原さんのお姉さんがテニスをしており、その姿のカッコ良さから、自身も中学校の部活でテニスを選択し、高校進学後もテニス部に入部。高校を卒業しても続けたい、という強い思いをお母さまに相談したところ、『スペシャルオリンピックス(SO)』の存在を知り、出場することを意識し始めたそうです。
小原さんは、テニスが好きという強い思いと、確かな実力を兼ね備えたテニスプレイヤー。
過去に開催されたスペシャルオリンピックスの日本大会においてはシングルス優勝2度、世界大会においてもダブルスで2度、優勝しています!
そして、昨年11月に開催された夏季ナショナルゲーム・広島大会でも見事優勝し、金メダルを手にしました。
金メダルと一緒に記念撮影!
今回の優勝について、「出場する他のアスリートもみんな年々上達しているので、やっと優勝できたという気持ちです。単純に嬉しいです!」と話してくれました。
仕事と競技のバランスをとりながらの練習
毎朝、仕事前のランニング3㎞を日課とし、月2回は仕事終わりに夜間の練習。時期により、スペシャルオリンピックス選手団の強化練習にも参加しているそう。また、大会や強化合宿があれば、村上管理者(柴田デイ)に相談して、仕事を調整しながら出場しているそうです。
熱のこもった練習風景!
「テニスが好きだから。テニスを通じて仲間が増え、自分の中の世界も広がった」とテニスを続けている理由を語る小原さんは、職場の皆さんへの感謝も忘れていません。
「いつも優しくしていただいている。障がいがあっても同じように仕事をさせてもらっているのがうれしい」
今後の目標については、「テニスをもっともっと上達させたい。生涯続けていきたい」と力強く語ってくれました!
そんな小原さんは、柴田デイサービスのご利用者さまからは「アイちゃん」と呼ばれているそう。管理者の村上さんからは「業務は的確で、いろいろなことに気づいてくれます。ご利用者さまのこともよく見ており、入社時から各段に進歩しています。介護福祉士資格も取得し、介護職員としてとても頼りになる存在です」と信頼も厚い様子。
体操のアクティビティもお手の物です
デイサービスの仲間から
「あの小さな体からみなぎるパワー!素晴らしいです」「練習がんばっていましたね」「ブラボー!!」と、職場の仲間からは優勝への称賛の声と、日ごろのテニスに打ち込む小原さんへのエールが寄せられました。職場全体が協力しようという思いにあふれていると感じました。
小原さん、今後も目標に向かい、ぜひがんばってください!