第8回(2021年度)社長賞 受賞者インタビュー第4弾
■SOMPOケア社長賞とは!
当社における社内表彰制度の最高栄誉に輝く賞のひとつとして、サービス品質の向上、地域連携、業務効率化およびES向上(従業員満足度)等において、他の模範となる成果を生んだホーム・事業所・スタッフを表彰します。
社長賞授与式の記事はこちら↓
第8回「社長賞」授与式が開催されました! | SOMPOケア WATCH!|介護現場の真実を伝える社内報 (sompocarewatch.com)
受賞された事業所の、代表者の方へのインタビュー企画。
今回の第4弾で、最終回を迎えました!
SLS本部営業部
【グレイプスからラヴィーレ・そんぽの家への住み替え体制の強化】
SLS本部営業部SLS地域連携課 梅村 絹代課長
Q1.取組みをおこなうにあたって大変だったことは何でしょうか?
グレイプスシリーズのサービス付き高齢者向け住宅は、自立度の高いご入居者さまが多いのですが、体調の変化に伴い介護が必要になった場合に、介護付きホーム等へ住み替えをされる方もいらっしゃいます。2021年4月にSOMPOケアグループに仲間入りしたことで、グループ内でさまざまなホームをご紹介できるようになり、ご入居者さまの将来への心配、ご家族さまの住み替え先を探す負担軽減などに貢献できるようになりました。
しかし、当初はなかなか浸透しませんでした。グレイプスの各支配人に、住み替えを検討されているご入居者さまにはSOMPOケアのホームもご案内するよう伝えてはいましたが、情報がなく、お互いをよく知らないために、なかなかご紹介に至らない現実がありました。
そこで、近隣にあるSOMPOケアのホーム紹介チラシを作成して、毎月の請求書と一緒にグレイプスのご入居者さま・ご家族さまに送付するとともに、ポスティングも開始しました。その結果、ご入居者さま・ご家族さまからSOMPOケアのホームを紹介してほしいと相談を受けるようになり、支配人と営業担当で連携しグループ内での住み替えがスムーズにいく結果となりました。
また、グレイプスの支配人とラヴィーレ、そんぽの家など、SOMPOケアの他ブランドの管理者たちとを繋いだことで、営業の私たちを通さずとも直接やり取りを進めることも可能になりました。ホーム見学のため、AC(SOMPOケアの営業担当)との連携も欠かせませんでした。
Q2.受賞を受けての感想と今後の目標はありますか?
まさかの受賞でびっくりいたしました。
実は、前社(東京建物シニアライフサポート)時代にグループシナジーについて担当をしておりましたので、それを生かすことができたと思っています。
今後もSOMPOグループ内の他ホーム紹介を継続し、グループ内での住み替えを多くの方に選んでいただくこと、また、SLS本部の平均入居率を95%まで引き上げることを目標に、営業活動を頑張りたいと思っています。
SOMPOケア そんぽの家 朝日ヶ丘
【介護品質の維持・介護スタッフの業務負担軽減を両立するための「未来の介護創造プロジェクト」先行取組み①】
そんぽの家 朝日ヶ丘 髙橋 裕也ホーム長(※2022年8月当時)
Q1.取組みをおこなうにあたって大変だったことは何でしょうか?
まずは、スタートが大変でした。自分自身が、「未来の介護創造PJ」の目指す姿やそのために必要な取組みなどについて、完全に理解できていない状態でスタートしたことで、スタッフに対する説明が後手後手に。カンファレンスや個別での説明を丁寧に行い、改めて皆で理解を深め、テクノロジー機器の導入と、それらの効果を最大限に発揮できるようなオペレーションを確立していきました。
また、スタッフの業務負担が増してしまうことがないように、業務の洗い出しや、組換えを行ったのですが、最初の作業量としては膨大だったので、一つひとつ処理をしていくのに本当に苦労しました。
Q2.受賞を受けての感想と今後の目標はありますか?
現在も継続していますが、長期にわたる努力が報われたと感じています。
今後の目標としては、現在取り組んでいる記録システムの適正な運用・ファウンドリー※の活用が成果を上げ、他ホームに「未来の介護」を広げていくことができるよう、先行ホームとしての役割を果たしていきたいと思います。
※ファウンドリー…アメリカのデータ解析の大手、パランティア・テクノロジーズのデータ解析プラットフォーム
SOMPOケア そんぽの家 はるひ野
【介護品質の維持・介護スタッフの業務負担軽減を両立するための「未来の介護創造プロジェクト」先行取組み②】
そんぽの家 はるひ野 古澤 隆上席ホーム長
Q1.取組みをおこなうにあたって大変だったことは何でしょうか?
スタッフさんの理解、ですかね。
今までは人が行っていたことを、テクノロジー機器が代わりにすることを受け入れる。そして、どう機器を使っていくかを理解して、最適に使っていく。ということに時間がかかりました。人とテクノロジーは、ともにメリットとデメリットがあります。介護にテクノロジーを合わせるのではなく、テクノロジーに介護を合わせていきました。
テクノロジーに任せることができる業務については機器を導入し、ケアの質向上やスタッフの負担削減ができました。テクノロジーに任せられない業務は、人にしかできない介護を、しっかりとケアスタッフが行うことができるようになりました。
一方、人のデメリットはスタッフ間の差です。経験や知識などに差があります。
個別性が低い介護は、機器に任せることでケアの統一が図れるようになりました。
例えば、トロミサーバーを活用することで、どのスタッフが作っても同じ粘度のトロミがついた飲み物を提供できるようになりました。口腔ケアの取組み等も合わせて行ったこともあり、昨年度は誤嚥性肺炎での入院者は0名でした。
Q2.受賞を受けての感想と今後の目標はありますか?
まず感想ですが、率直に嬉しかったです。
私たちの取組みが、持続可能な介護保険制度の貢献につなげていくための礎となることを誇らしく思います。今後の目標は、2つあります。
1つ目は、当ホーム以外でも取組みを進めていくことができればと思っており、そのお手伝いをしていきたいと思います。
2つ目は、介護の質のさらなる向上を目指していくこと。経験に頼りすぎているのが介護業界の大きな問題だと思っています。データを活用することで、さまざまなことが予見できたり、ケアの質向上が目指せると考えています。
まだまだ実例は少ないですが、ご利用者さまにSOMPOケアにお願いして良かった、と思っていただけるよう、これからも取り組んでいきます。
インタビューに協力いただいた方々、本当にありがとうございました!
そして改めて、社長賞の受賞おめでとうございます!!