第13回オールジャパンケアコンテスト 優秀賞・奨励賞を受賞!!
皆さんは、オールジャパンケアコンテストをご存じでしょうか?
オールジャパンケアコンテストとは、参加者である選手が介護に携わる仲間とともに、介護とは何かを考え、学び合い、絆を深め、そして介護を支える土壌を育むことを最大の目的とした、介護技術のコンテスト。
毎年全国から参加者が集い、介護の実技を競います。
第13回大会は2023年10月15日に行われました。
昨年度の第12回はリアルでの開催と、動画を投稿するハイブリッド形式で開催されましたが、今回の第13回は、「認知症」「看取り」「食事」「入浴」「排泄」「口腔ケア」「外国人介護士」分野は会場での実技形式、「養成校学生」分野は動画投稿方式での開催です。
コンテストの参加者は当日、試験の直前にそれぞれの分野ごとに課題を与えられ、試験に挑みます。事前準備などはできず、参加者一人ひとりがそれまで培ってきた介護の力が試されるのです。
SOMPOケアからも総勢17名がエントリーし、大会に参加しました。会場での様子
皆さん、与えられた課題に真剣に取り組んでいます!
その結果、「食事」分野で優秀賞、「入浴」分野で奨励賞を受賞しました!
受賞したのは、こちらのお二人です!!
「食事」分野 優秀賞:SOMPOケア 姪浜 訪問介護 草葉裕子さん
「入浴」分野 奨励賞:SOMPOケア 金沢笠舞 訪問介護 大井広和さん
受賞した、姪浜訪問介護の草葉さんと金沢笠舞訪問介護の大井さん、そしてそれぞれの事業所管理者さんからコメントをいただきました!
<優秀賞>SOMPOケア 姪浜 訪問介護/草葉裕子さん(サービス提供責任者)
今回応募したきっかけは何でしょうか?
今回、ホーム長の山瀬さんから声を掛けていただきました。
介護技術をなぜ競うのだろう、競うのは嫌だなあという思いもありましたが、コロナ禍で集合研修もなく、介護技術を改めて学ぶ場や評価いただくこともなかったため、客観的に今の介護技術を評価していただけるAJCCは貴重な機会だと思い、エントリーしました。
受賞の感想を教えてください!
設定課題をいただいてから、課題に登場する「松本さん」のことばかり考えていました。
半年前に脳梗塞を起こしたばかりの方で利き手に麻痺があること、夫婦二人暮らしという情報はありましたが、ご本人さまが女性なのか男性なのかもわからなかったので、松本さんはどんな人で、今どういう気持ちでいらっしゃるのかをずっと考えていました。
正直、胃は痛いし吐きそうだし信じられないぐらいの緊張感も味わいましたが、始まってみるとあっという間の7分間でした。終わってみて、あの時もっとこういう声掛けをすればよかった、もっと自立支援を促す介助ができたのではないかと反省するところもありましたが、評価いただき優秀賞を姪浜に持ち帰ることができて嬉しく思います。
介護現場での経験年数が増すと、実際の援助よりも援助指導につくことの方が多くなります。自身が介護している姿を見てもらったうえでアドバイザーの方からいただいた助言・評価は、本当に貴重でした。また、他の方の声掛けや介護手順を見ることができ、勉強にもなりました。
今後の目標はありますか?
ご本人さまがしたいこと、できることを長く続けていくためにも、自立支援はとても大事なことだと思います。ご本人さまの希望や状態をきちんと把握し、関わる全員が同じ対応をするためには、ケアスタッフの観察する視点や介護技術の向上が不可欠です。
姪浜では以前、スタッフが主体となり実技研修をよくしていましたが、ここ数年はコロナの影響もあり実施できない状態が続いていました。
実技研修を復活し、普段介助をする中での難しい部分を、どうしたらより良く、より負担が少なくできるのか一緒に考えながら技術向上を図っていきたいと考えています。
姪浜 訪問介護管理者 兼 そんぽの家S姪浜 ホーム長/山瀬さんからもお話を伺いました!
普段の草葉さんの様子をお聞かせください
ケアスタッフとしての経験も長く、普段からご利用者さまの細かな情報を常に把握しながらお仕事をしてくれています。だからこそ、ご利用者さまの日々の小さな変化にもいち早く気が付き、対応することができるスタッフです。
受賞の感想を教えてください!
彼女ならやってくれると思い、背中を押してよかったと思います。
彼女のコツコツとした日頃の頑張りが信頼を生み、力となり、その結果このような賞をとるに至ったのだと思います。
この力を、今後もご利用者さまのよりよい生活のために役立ててもらえればと思っています。
<奨励賞>SOMPOケア 金沢笠舞 訪問介護/大井広和さん(ケアコンダクター)
今回応募したきっかけは何でしょうか?
当事業所の管理者である高橋さんからお声掛けをいただいたことが一番のきっかけです。
オールジャパンケアコンテストはメディアなどを通して知っていましたが、石川県からは遠い関東の大会ですので、自分に出場する機会が回ってくるとは思ってもいませんでした(笑)
最終的に出場を決めた理由は「自分の仕事を客観的に評価してもらう良い機会」と考えたからです。私たちの介護技術を第三者の方々から評価してもらう機会は少ないので、大変良い経験になりました。
受賞の感想を教えてください!
日頃から実践している介護技術が、第三者の視点から見ても『良いもの』と評価を受けた形になるので、大変うれしく思ったのが素直な感想です。
また、本大会に向けて事前練習に付き合ってくださった共に働くスタッフの方々からの協力に対しても、大変感謝しています。
この場を借りて、改めて感謝の気持ちをお伝えさせていただきます!
ありがとうございました!!
今後の目標はありますか?
今後も本大会のような機会を通じて、自身の介護技術の更なる向上を図っていきます。
また、このような経験を共に働く職員の方々と共有し、さらに、いつか一緒に大会に出場し、お互いの介護技術を高め合える風土を作っていきたいですね(笑)
金沢笠舞 訪問介護 管理者/高橋さんからもお話を伺いました!
普段の大井さんの様子をお聞かせください
真面目で、特にご利用者さまに対しては非常に高い意識を持っています。
スタッフへ向けた研修を積極的に行っていて、ご利用者さまのカンファレンス、申し送りなども丁寧に行っています。
受賞をうけての感想を教えてください!
大会前の練習から様子を見ていましたので、優秀賞がとれなくて残念でした。
しかし、奨励賞も大変誇らしいです。私たちも大きな刺激になりました。これからもSOMPOケアが目指すNew3K※の実現のため、力を発揮して下さい!期待しています。
※New3Kとは…介護の仕事を子どもたちが憧れる職業にするために、
①変えていく ②価値ある ③感動できる という新たな3つのKに進化させたもの
参加された皆さん、本当にお疲れさまでした!
そして草葉さん、大井さん、優秀賞・奨励賞の受賞、本当におめでとうございます!!