そんぽの家S東墨田で定期開催!~地域のみんなで作り上げる「オレンジカフェすみだ」~
そんぽの家S東墨田では、墨田区から「オレンジカフェすみだ(認知症カフェ)」※の認定をもらい、7月から毎月1回、「SOMPOカフェ東墨田」を開催しています。なんと、地域包括支援センター以外で認定されたのは、民間の事業所として初めてとのことです。
近隣にあるSOMPOケアの在宅介護事業所や介護付きホーム、サ高住が連携し、イベント開催を企画し実施しています。
参加者は主に、ホームのご入居者さまをはじめ、墨田区の高齢者支援総合センター(地域包括支援センター)、近隣のボランティアの皆さま、民生委員、また、講師として近隣のリハビリテーション病院(地域福祉連携室)の方もいらっしゃいます。
第1回目となった7月には、若年性認知症の当事者の方も来てくださいました。ご本人から希望もあり、今後もお手伝いにきてくださる予定です。
※オレンジカフェとは、認知症の方とその家族、地域住民のほか認知症サポーターや、医療・介護・福祉の専門家などすべての人が気軽に集い、共に時間を過ごすことのできる場所です。情報交換や気分転換、相談の場として安心してご利用ください。
墨田区では、区内2カ所で委託実施しているほか、住み慣れた身近な場所でオレンジカフェが開催できるよう、民間の力も活用し、オレンジカフェすみだ認定事業をすすめています。(オレンジカフェすみだ “認知症カフェ” 墨田区公式ウェブサイトより)
今回は、9月20日に開催した第3回「SOMPOカフェ東墨田」の内容を紹介します。
■八広はなみずき高齢者支援総合センター(地域包括支援センター)によるレクリエーション
■フレアス在宅マッサージによる体力測定会
■福祉用具の展示と説明会
と初めての試みがいろいろ。
八広はなみずき高齢者支援総合センターの職員による紙芝居
福祉用具の紹介
「SOMPOカフェ東墨田」について皆さまにお話を伺いました
■そんぽの家S東墨田 鈴木ホーム長
地域の方やご利用者さま、ボランティアの方皆さまに役割をもっていただける場所づくり、関係づくりができたらと思っています。
今はホームが主体となって開催していますが、数名のボランティアさんや、認知症当事者の方も一緒に運営の手伝いをしてくれています。
また墨田区内で、地域包括支援センター以外で一番初めに認定をうけることができたことも、とてもうれしく思っています。
9月の開催で一番驚いたことは、地域包括の方が看護・福祉系の大学の実習生をつれてきてくださったことです。
大学生がご利用者さまの間に座って交流をしている場面をみることができたのは新鮮でした。
また、SOMPOケア 錦糸町 訪問介護の大石管理者、居宅介護支援の飛田ケアマネジャー、在宅老人ホーム豊島 福祉用具の大金管理者、ラヴィーレ錦糸町の城田ホーム長、久保副ホーム長などがきてくださり、今回のカフェ開催にいたりました。社内での地域連携も広がり良かったと思います。
左 ラヴィーレ錦糸町 久保副ホーム長 右 ラヴィーレ錦糸町 城田ホーム長
SOMPOケア 錦糸町 飛田ケアマネジャー
■SOMPOケア 在宅老人ホーム豊島 福祉用具の大金管理者
私たちも、福祉用具の紹介をさせていただきました。
福祉用具の種類や使い方などをまとめた資料をモニターへ映し、来場された方々に紹介しました。また、メーカーの方にもご協力いただき、実機を用いて紹介することができました。説明だけでは分かりにくい点も、実機を動かしながらご案内したことで、より興味深く耳を傾けていただくことができました。
一般の方を含め、広く福祉用具を紹介する機会をいただき、大変ありがたく思います。
今後もカフェに参加し、福祉用具を身近に感じていただけるよう活動を継続していきたいと思います。
■参加してくれた大学生にも、感想を聞いてみました
●このたびは、参加させていただきましてありがとうございました。墨田区内で今後、オレンジカフェのような高齢者や地域の方が集まれる場所が増えていくと良いと感じました。
●オレンジカフェは、地域のさまざまな人と交流する機会があり、良い活動だと思いました。紙芝居で昔のことについて触れていた点が、特に印象に残っています。参加できてとても楽しかったです。
SOMPOカフェ東墨田の今後のスケジュールを一部ご紹介。
11月 認知症についての基礎知識を学ぶ(中村病院/認知症相談員)
12月 体力測定会(フレアス在宅マッサージ)
2023年1月 口腔体操(安寿歯科)
地域と一体となって開催している「オレンジカフェすみだ SOMPOカフェ東墨田」。
今後も目が離せないですね。
最後に鈴木ホーム長(中央)とホームスタッフの皆さんで記念写真です。