ミニ職業体験!!~子どもたちが介護に関わるお仕事をやってみた~
4月27日、大阪府箕面市にあるそんぽの家S箕面唐池公園(みのおからいけこうえん)の子ども食堂で、「ミニ職業体験」を開催!
5名の子どもたちが参加し、介護士・看護師・薬剤師のお仕事を体験しました。
ミニ職業体験を開催した目的
今回のミニ職業体験は、子ども食堂を通して、子どもたちが介護に関わる職業を理解することや、子どもたちとご入居者さまの交流を促進し、地域全体の結びつきを強化することを目的とし、大阪北東事業部が企画。近隣のサン薬局さまの協力も得られたことで、介護士・看護師・薬剤師という、介護や高齢者に関わる3つのお仕事体験のブースを設置しました。
ミニ職業体験の様子
子どもたちは、制服に着替え、介護士、看護師、薬剤師のお仕事をそれぞれのブースで体験しました。介護士・看護師のブースでは、キッザニア東京の「ケアサポートセンター」で使用しているユニフォームをモチーフにしたものを着用し、薬剤師のブースでは、白衣も!
介護士ブース
高齢者疑似体験、自助具の使用体験、とろみ剤の使用体験、スタッフと一緒に杖歩行の補助体験をしました。
とろみ剤の使用体験では、とろみを付けたお水を飲んで「(味が)ちょっと苦かった!」という感想があったり、高齢者の疑似体験では、「聞こえない!重い!」といった声や、「おじいちゃん、おばあちゃんはいつもこんな感じなの?」と心配をする声も聞かれたりしました。
看護師ブース
疑似問診や聴診器、血圧計を扱う体験をしました。
問診票は、実際に現場で使用されるものよりも、子どもたちにとって分かりやすく、使用しやすいものを作成したそうです。
ご入居者さまに、「痛いところはないですか?」など丁寧に聞き取りながら、問診票に結果を書いていました。
薬剤師ブース
お薬に見立てたチョコレートやラムネを、実際に薬局で使用している機械にセットすることで一包化を体験しました。
「(一包化を)ちゃんとできたー!見てー!」という声や「お薬がどうやって出てくるのか、初めて見た」と一包化の機械の仕組みを見て、驚く子も!
体験後・・・・
あっという間の1時間でしたが、子どもたちは元気いっぱいに、一生懸命働き、お仕事の大変さと楽しさを感じた様子でした。
子どもたちが楽しそうに働いている姿を見て、親御さまからは、「将来は介護士?看護師?薬剤師?」といった声がかけられていました。
今回のイベントで、看護師ブースでの患者役などを協力してくださったご入居者さまからは、「子どもたちがこんなに楽しそうにしているのを見ると、元気になってくる」「一緒に体験して楽しかった」「こんなに大勢の子どもたちを見ていると、ひ孫たちと次会うのが楽しみになる」との感想をいただきました!
また、保育士として働いた経験があるご入居者さまは、「子どもたちとお話ししたり、一緒に何かをしたりすると、働いていたときのことを思い出して若返ったようだわ」とおっしゃっていました。
お仕事体験後には、お待ちかねのお給料!
お給料は、SOMPO流 子ども食堂で使用されている「子ども通貨」です。
今回、企画した大阪北東事業部の皆さんにコメントをいただきました!
大阪北東事業部長 紅床(くれとこ) 幸男さん
子どもたちのみならず、ご入居者さま・スタッフが皆、楽しむことができ、良かったです。
今後も、地域連携の中で協力の輪を広げ、水平展開ができるようにしていきたいですね。
そんぽの家S高槻南 上席ホーム長 中西 さおりさん
準備の段階からわくわくし、楽しみでした。子どもたちがご入居者さまと一緒に、お箸やスプーンの自助具を体験する姿、お薬の一包化を興味津々に楽しんでいる姿、聴診器体験をする姿を見て、その場に居るだけでなんだか癒されました。
優しい笑顔があふれるイベントになり、大成功です!
そんぽの家S箕面唐池公園 ホーム長 石谷 直人さん
元気いっぱいの子どもたちの姿を見て、ご入居者さまからも自然と笑顔が見られました。子どもたちと一緒にさまざまな体験をされ、普段とはまた違った表情のご入居者さまを見ることができ、開催して良かったです。
笑顔があふれ、活気のある楽しいイベントとなったので、事業部内で広げることができればと思います。
SOMPOケア 茨木 訪問看護 管理者 福田 静香さん
子どもたちが、普段触れることのないものを実際に使用し、体験を通してご入居者さまと交流することで、笑顔があふれるイベントとなり、こちらもうれしい気持ちでいっぱいになりました。
他のホームでも実施できるように、今後もいろんなブースや体験内容を考え、事業部内で連携していきたいと思います。
大阪北東事業部では、第2回ミニ職業体験を7月に開催予定だそうです。
内容もパワーアップするようですので、楽しみですね!!