新卒社員の成長を見届けたい~新卒採用部門から育成部門へ、新しい挑戦~
2016年に新卒入社した前川寛奈さん。そんぽの家 天下茶屋駅前(大阪市)で介護スタッフ、生活相談員としての勤務を経て、2020年に西日本第一人事採用1課へ異動、そして2022年4月から、教育研修部新卒育成課で勤務しています。
今回、新卒育成課へ異動した経緯を教えてください。
採用1課に異動して2年が経ち、自分が採用担当として関わった新入社員が研修を受けている姿を見たり、現場で活躍しているという話を聞いたりするなかで、気持ちに少し変化がありました。新卒社員が入社したその後に関わりながら、成長を見届けたいという気持ちが芽生えてきたのです。
そして当社の人事評価・キャリア支援制度である「目標チャレンジ制度」の面談で、上司の安達課長に悩んでいる気持ちを伝えました。安達課長は自信のない私に対して、私の強みをたくさん教えてくださり、「前川さんならできるのではないかな」と背中を押してくださいました。
西日本第一人事採用1課 安達課長
目標チャレンジ制度の面談で、前川さんから「新卒社員の成長に貢献したい」と話を伺い、ぜひチャレンジしてほしいと思いました。それは、日々の業務のなかで、前川さんが親身になって学生に寄り添う姿や、介護のやりがいについて楽しそうに学生と話す姿を見ていたからです。きっと前川さんなら、新卒社員の成長を支えられる、そして前川さん自身の成長にも繋がると感じました。
介護の道を選んだきっかけとは?
学生時代は教員を志していましたが、教育実習で「自分には向いていない」と感じ、教員への道を諦めました。一般企業の就活をしていくなかで、自分が何をしたいのか決め手が見つからず悩んでいたところ、祖父母が介護施設に入居することになりました。それがきっかけで、就職を考えてというよりも、介護に関する知識を得たいと思い、当社の説明会に参加しました。
説明会で、カスタムメイドケアの考え方や、介護という仕事が「人生の最期まで寄り添うことができる、究極の接客業」というとても誇り高い仕事であるということを知り、私が当初持っていた「人のお世話をする、ただ大変な仕事」というイメージは180度変わりました。
「接客業は関わる期間が短いことが多いけど、こんなにも深く人と関わって、人生の最期まで寄り添える仕事は他にない」と確信し、「介護のイメージを変える一員になりたい」と思い、すぐに入社を決意しました。
新卒育成課では、どのようなことにやりがいを感じていますか。
新卒の皆さんが、研修で知識を吸収しようとたくさん質問をしてくれたり、目標を持って頑張っている姿を見たりすると、自分のことのようにうれしく、やりがいを感じます。
多くの新卒社員がそうですが、私自身、新卒として0から介護をスタートしました。先輩として、初心を思い出しながら関わるようにしています。
採用1課にいた頃から関わりのある新卒社員もいて、入社前の就職活動の様子や介護への不安を聞いていた分、同期と切磋琢磨しながら笑顔で研修を受けている姿を見ると、より一層感慨深いです。6か月間の入社時研修が終わり、新卒の皆さんが各配属先で活躍しているという話を聞ける日が、今から楽しみで仕方ありません。
一度は諦めた教師の道でしたが、研修の講師という形で実現することができました。こうしてさまざまな部門に挑戦でき、自分の頑張りを見てくれている上司がいるのも、SOMPOケアで働いていて良かったと思う理由の一つです。
今後の目標・夢は?
入社した当初から一貫して、「介護業界のイメージをプラスにしていく」という意志は変わりません。今は新卒育成課の一員として、当社の理念である「人間尊重」を実現できる新卒を現場に送り出すことが目標です。もっと先のビジョンとしては、私自身まだまだ勉強不足と感じているため、新たな資格取得にもチャレンジしたいと考えています。
西日本第一人事採用1課 安達課長
先日、2022年新卒に向けて研修の講師をしている前川さんの姿を目にする機会がありました。堂々と話す様子を見て、この数か月での成長ぶりに驚きもあり、誇らしさもあり、とてもうれしく思います。
新卒社員が憧れる先輩代表として、頑張れ前川さん!