『SOMPOケア カイドル』職場自慢のアイドルをご紹介!~そんぽの家 川崎宮前 編~
2021年にそんぽの家 川崎宮前に新卒で入社したケアスタッフ、鈴木 萌葉(もえは)さんをご紹介します。
介護の仕事でやりがいを感じることは?
介助に対して拒否があり、対応が難しいと感じていた方の介助をやり遂げたとき、なおかつその方に喜んでいただけたり、感謝の言葉をいただいたりすると大変うれしく、やりがいを感じます。
印象に残っているエピソード
入浴に対して拒否が強い方がいらっしゃり、何度も入浴を断られていました。しかし先輩方がうまく働きかけ、お風呂に誘導している姿を見て、「私が担当する日もご入浴していただきたい」という思いが強くなりました。先輩方にコツを聞いたり、真似をしたりして、やっとの思いでご入浴いただくことができました。ご入居者さまが「あ~、気持ちがいい。入ってよかった。ありがとう」と言ってくださったときは、涙が出るほどうれしかったです。
ただひたすらに「お風呂ですよ、入りましょう」と伝えるのでなく、入浴に至るまでの細やかなコミュニケーションが一番大事だと感じました。
ご入居者さまと接するなかで、意識していることや実践していることがあれば教えてください。
新卒研修で学んだ「待つ介護」を常に意識して取り組んでいます。
「待つ介護」とは、介護を受ける方が動作を達成できるまで「待つ」、ご本人ができることであれば、介護する側は手を出さずに「待つ」ということです。
「待つ介護」について学んだ当初は、「介護を受ける人のタイミングに合わせてケアをすることは当たり前だろう」と考えていました。しかし、仕事に慣れてくると、自分(=介護をする側)が手伝ってしまった方がご入居者さまの行動を「待つ」よりも早く済んでしまうので、「待つ」ことの難しさを実感しました。
「待つ」ことで、ご入居者さまが困っていることや何をしてほしいのかというサインを見つけ出し、ケアのタイミングを合わせることを意識しています。また、「この方にこの動作はできない」と決めつけることはせず、だれに対しても同じように「右脚は上がりますか?」「左を向いていただけますか?」など、確認しながらケアを行うようにしています。
昨年度は「待つ介護」についての取組みとその結果をレポートにして、ホーム長に提出しました。レポートにすることで、自分自身ができていること・できていないことを改めて再確認することができたとともに、さらに実践してみたいことを発見することができました。日々業務に対して感じていることや新たな発見を、言葉にして人に伝えることの大切さを学ぶ良い機会となりました。
仕事の疲れを癒してくれるのは?
実家で飼っている犬が、私の一番の癒しです。イタリアングレイハウンドという犬種が2匹いるのですが、仕事で疲れたときは、母に写真を送ってもらっています。
実家で毎日一緒に寝ていたので、一人暮らしを始めてからは寂しい日々ですが、ホームの近くには散歩しているワンちゃんがたくさんいて、楽しい通勤時間になっています。飼い主さんが許可してくださったときにはワンちゃんに触らせてもらって、元気と癒しを感じています。
鈴木さんの特技を教えてください
民謡が得意で、小学一年生からずっと続けています。最近は大会に出られていませんが、また出られるように頑張りたいと思っています。
ホームのクリスマス会で民謡を披露した際には、「懐かしい曲だね」「もっと一緒に歌いたい」とご入居者さまからお声をいただきました。皆さまにお楽しみいただけたようで、とても嬉しかったです。
ホームにはカラオケが好きなご入居者さまも多いので、皆さまと一緒に歌えるように懐メロも現在練習しています。