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イベント
2023.03.16

「茶屋 きまぐれ」 ~住み慣れた地域で楽しく生きる!~

「茶屋 きまぐれ」とは

認知症のある方が、限定開催の茶屋でホールスタッフとして働き、お客さまである地域の方々と触れ合うことのできるイベントです。認知症のある方も、地域の一員として「一緒に楽しく生きる」ことをコンセプトとしています!

「茶屋 きまぐれ」の発起人である、尾田 淳さん(認知症プロジェクト推進部リーダー)は、「認知症のある方と地域の方とがつながれる場を提供したい」「認知症のある方の『できること』に目を向ける大切さを伝えたい」という想いで、社内外で有志を募り2019年から取組みを継続されています。

コロナ禍で定期開催が中断となっていましたが、仲間から「再開したい!」という声もあり、2022年12月20日に約3年ぶりに開催することができました。

「茶屋 きまぐれ」発起人 尾田さん(写真右)

 

「茶屋 きまぐれ」の魅力

認知症のある方がホールスタッフとして働く際に「注文を間違える」ことがあります。でも、間違えることが前提ではなく、間違えたとしてもそのことを受け入れ、相手を理解しながらその時間を一緒に楽しむことがこの取組みの魅力です。

認知症のある方もそうでない方も、気の向くままに過ごすことのできる空間であってほしいという想いで「茶屋 きまぐれ」とネーミングされました。

認知症のある方とお客さまとが触れ合うことで、自然と笑顔が溢れ双方にとって居心地のよい空間が生まれます。時には認知症のある方がお客さまになったり、お客さまがホールスタッフになったりすることもあり、ルールはありません。

 

3年ぶりの開催は、大盛況!

この日は、江戸川区にある特別養護老人ホーム 癒しの里 西小松川で茶屋 きまぐれを開催。SOMPOケアからは、ご入居者さま3名と職員4名が参加しました。開催場所を提供してくださった社会福祉法人三幸福祉会さまからも、ご入居者さまや職員の皆さんが参加。参加者皆で、楽しく充実した時間を過ごしました。

 

ホールスタッフとしてご参加された当社のご入居者さま3名

小林 美智子さま(そんぽの家S王子神谷)

佐藤 鐵太郎さま(そんぽの家S西新小岩)

珍道 千代子さま(そんぽの家S堀切菖蒲園)

 

SOMPOケアの参加職員

店長:尾田さん

調理補助: 能勢 奈保子さん(そんぽの家S西新小岩)

黒子: 飯髙 剛上席ホーム長、川原 和恵さん(そんぽの家S王子神谷)

 

「茶屋 きまぐれ」お揃いのエプロン! スタッフのエプロンのひもを結んであげているのは、珍道さま

お客さまのお出迎え前にハイチーズ 佐藤さま(右)と黒子の飯髙さん(左)

テーブルのセッティングをされているのは、小林さま

この日の飲み物メニューは、 コーヒー・紅茶・緑茶・メロンソーダの4つ お客さまが注文されたメロンソーダを運ぶ珍道さま

 

この日のスイーツは、きまぐれプチケーキ・白玉ぜんざい・きまぐれ焼きだんご・ぎゅうひクレープ・ほうじ茶プリンの5品。この中から3品を選んでいただいて盛付け。プレートにはきまぐれのロゴが入り、かわいいデコレーションで提供されました。

プレートのデコレーションを担当されたのは、スタッフの能勢さん!きまぐれのロゴが入っててとってもカワ(・∀・)イイ!!ですね!

 

参加された皆さんからの感想

◆「認知症のある方が働く姿をみることができて、改めて素晴らしいイベントだと感じました。このような取組みを多くの方に知ってほしいし広めていきたい」(社会福祉法人三幸福祉会 職員の皆さん)

◆「コロナ禍で長い間中断していましたが、今回開催することができ、皆さんの笑顔を見ることができたことが何より嬉しかったですし、自分自身もものすごく楽しむことができました。喪失感や退屈なお気持ちが、認知症状の悪化原因になることもありますが、今回ホールスタッフとして役割をもって過ごしていただいたことは、貴重な時間になったと思います。次回も楽しみです」(飯髙さん)

◆今回、参加されたホールスタッフ6名のうち5名が初参加。慣れない作業ということもあり、終盤では皆さんお疲れのご様子もありましたが、いざお客さまの前に立つと、疲れた表情を見せずに一生懸命働いていらっしゃる姿に感動しました。

途中、自分がお店に来たお客であると認識され、席に座って注文されているホールスタッフの方もいらっしゃいましたが、お客さまがそれを一緒に楽しんでくださっている姿を見て、やっぱりきまぐれはいいなと感じました」(尾田さん)

◆「今日はなんだか楽しい!」

「こうやって人といっぱい話せるのっていいわね!」

「今日何かあったかな?身体が疲れているみたいだけど」

とホールスタッフとして参加されたご入居者さまからも感想をいただきました。

 

今後について尾田さんにお話を伺いました

「今後は頻度を増やし、定期的に開催したいと思っています。また、さまざまな介護事業者から一緒に実施したい等のお声もいただいており、全国各地での開催を目指していきたい」と最後に尾田さんが意気込みを語ってくれました!

 

SOMPOグループは、「認知症に備える、なってもその人らしく生きられる社会」の実現を目指しています!

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

小野 真由美
「WATCH!」担当。
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