SOMPOケアギャラリー
作品番号⑧ 「タンポポ」水彩画
〈作者紹介〉
S.Iさま 82歳 / そんぽの家S桂川 ご入居者さま
❖ 趣味 散歩、植物を育てること、読書、おしゃべり
❖ 特技 水彩画、書道、50年以上習っていた煎茶道泰山流
❖ 好きな言葉
「生きよう 伸びよう 花になろう」煎茶道泰山流の言葉
❖ お元気の秘訣
毎日歩くこと、おしゃべりをたくさん楽しむ
作品「タンポポ」について
この作品は、近所の線路そばにたくさん咲いていたタンポポを摘み取ってきて、写生されたそうです。葉のさまざまなフォルムや黄色いお花の質感が、とても繊細に描かれています。1枚1枚の葉の色彩がきれいですよね。どこか郷愁を誘う印象があります。ご自身で育てている植物、公園や道端に生えているユリ、猫じゃらしなどの植物をよくモチーフにして水彩画を描き、楽しまれているそうです。
絵を描くようになったきっかけをお聞きしました!
S.Iさまは昨年から水彩画を始められたそうで、すでに約30点もの作品を描かれたとのこと。始められたばかりなのに、作品の完成度には驚きです!
同じホームで仲良くなったご友人から借りた本で知った、詩人・画家の星野富弘さんからとても影響を受けたといいます。不慮の事故で、手足が不自由になった星野さんが、自身の口を使って筆を動かしながら描く姿、その力強い意志に感銘を受け、ご自身も絵を描いてみたいと思うようになったそうです。
「学びたい!」という熱い想い
水彩画を始めた当初は、星野さんの作品を模倣しながら、独学で水彩画を描かれていました。外出がお好きなS.Iさまは、外で絵を習ってみたい!と一念発起され、地域の絵画教室に通うことに。教室で基礎的なことを習得されてからは、居室で創作活動を楽しまれています♪人と同じことはしたくない、という性格のS.Iさま。本来は水彩画専用の用紙に描くところを和紙に描くという、独創的なアイデアを生み出しました。和紙を使うことで、より趣が深まっていますね。
SOMPOケアフーズが毎月発行している「今月の献立」3月号の表紙を飾っています♪
お部屋に飾られている「タンポポ」の絵を見に、ホームのお友達が遊びにいらっしゃることもあるそうで、「今月の献立」の表紙を飾られた話題で盛り上がるそうです♪