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連載
2023.03.10

SOMPOケアギャラリー

作品番号⑧ 「タンポポ」水彩画

〈作者紹介〉

S.Iさま 82歳 /  そんぽの家S桂川 ご入居者さま

趣味  散歩、植物を育てること、読書、おしゃべり

特技  水彩画、書道、50年以上習っていた煎茶道泰山流

好きな言葉 

 「生きよう 伸びよう 花になろう」煎茶道泰山流の言葉

お元気の秘訣 

 毎日歩くこと、おしゃべりをたくさん楽しむ

作品「タンポポ」について

この作品は、近所の線路そばにたくさん咲いていたタンポポを摘み取ってきて、写生されたそうです。葉のさまざまなフォルムや黄色いお花の質感が、とても繊細に描かれています。1枚1枚の葉の色彩がきれいですよね。どこか郷愁を誘う印象があります。ご自身で育てている植物、公園や道端に生えているユリ、猫じゃらしなどの植物をよくモチーフにして水彩画を描き、楽しまれているそうです。

S.I さまが大切に育てている植物

 

絵を描くようになったきっかけをお聞きしました!

S.Iさまは昨年から水彩画を始められたそうで、すでに約30点もの作品を描かれたとのこと。始められたばかりなのに、作品の完成度には驚きです!

同じホームで仲良くなったご友人から借りた本で知った、詩人・画家の星野富弘さんからとても影響を受けたといいます。不慮の事故で、手足が不自由になった星野さんが、自身の口を使って筆を動かしながら描く姿、その力強い意志に感銘を受け、ご自身も絵を描いてみたいと思うようになったそうです。

星野富弘氏の著書とS.Iさまの水彩画

「学びたい!」という熱い想い

水彩画を始めた当初は、星野さんの作品を模倣しながら、独学で水彩画を描かれていました。外出がお好きなS.Iさまは、外で絵を習ってみたい!と一念発起され、地域の絵画教室に通うことに。教室で基礎的なことを習得されてからは、居室で創作活動を楽しまれています♪人と同じことはしたくない、という性格のS.Iさま。本来は水彩画専用の用紙に描くところを和紙に描くという、独創的なアイデアを生み出しました。和紙を使うことで、より趣が深まっていますね。

和紙に描かれた水彩画

SOMPOケアフーズが毎月発行している「今月の献立」3月号の表紙を飾っています♪

 

S.Iさまの愛読書が並ぶ書斎。

お部屋に飾られている「タンポポ」の絵を見に、ホームのお友達が遊びにいらっしゃることもあるそうで、「今月の献立」の表紙を飾られた話題で盛り上がるそうです♪

 

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ABOUT USこの記事を書いた人

鈴木 しのぶ
庶務・ウェブ担当。旅行大好き!海外旅行を妄想中のパートタイマーです。
介護のこと、もっともっと知りたいです!