鷲見社長にトツゲキ!インタビュー 第1回「念願かなって戻ってきました!」
2022年4月1日付でSOMPOケアの社長に就任された鷲見さんへ、突撃インタビューを実施!
第1回となる今回は、社長就任にあたっての想いや介護現場で働かれていた時の想い出についてうかがいました。ぜひご覧ください!(全3回の1回目)
インタビュー実施日:2022年4月20日
社長就任への想いからプライベートまで、たくさんお話ししていただきました!
社長就任について
--鷲見さん、お帰りなさい!
鷲見 はい!(笑顔)
--2018年3月末に損保ジャパンへ戻られてから4年を経て、SOMPOケアへ社長として戻ってこられたことについて、まずは率直な感想を聞かせていただけますか?
鷲見 いつかはSOMPOケアへ戻りたいと思っていましたが、正直なところ、こんなに早く戻ってこられるとは思っていなかったです。こればっかりは自分の意志だけで決められることではないので。。念願がかなって嬉しいの一言につきます!
--社長就任については、いつ頃聞かれたんですか?
鷲見 昨年の11月末に、櫻田グループCEOから聞きました。社外への発表が12月15日だったので、その直前です。
社長就任について聞いた時は、嬉しいという気持ちが一番大きかったですね。それと同時に、ご利用者さまや社員、それぞれのご家族さまを含めて何万人、何十万人の方に対する生活の責任を自分が持つんだということに対して、身が引き締まる思いがしました。私は常々「人を大切にしたい」と思っているから、なおさらそう感じました。
--4年前に損保ジャパンへ戻られた時、「損保ジャパンでやり残したことがあるから」とおっしゃっていた事がすごく印象に残っているのですが、「やり残したこと」とは何だったのでしょう?
鷲見 当時、自分が損保ジャパンでやり残した事って何だろうと考えた時、「損保ジャパンをもっといい会社にしたい、もっと素晴らしい会社にしたい」という強い思いがあったんです。結果はどうあれ、損保ジャパンに戻って人事部長になって、人事制度改定を行ったり損保ジャパン大学を作ったりと、その思いに向かって一所懸命やり尽くしたことは間違いないと思っています。
逆に、SOMPOケアを去る時、ここでやり残したことは沢山あるな、と思っていました。だから、また戻ってきたいと思っていたんですね。
-- 4年前のSOMPOケアと今のSOMPOケアで、「変わったな」と感じるところはありますか?
鷲見 4年前は、まだ社内の体制を整えている時期だったと思うのですが、そのステージが終わって、「未来の介護」に向かって皆さんが動きだしているんだ、ということを強く感じています。そこが一番変わったな、と感じますね。
その一方で、「変わっていないな」と感じる部分も沢山あって、SOMPOケアで働く人の「温かさ」や、「人と人のつながりを大切にしているところ」などは全然変わってない。素晴らしいことだと思います。
--今のSOMPOケアの良いところはどんなところだと思いますか?
鷲見 やっぱり「人」。心(ハート)のある人が働いているところがSOMPOケアの良いところで、「売り」だと思います。そういう心を持った社員の皆さんが最大限活躍できるように環境を整えていくことが、自分をはじめ経営陣の役割だと思っています。
介護現場での経験について
--2015年4月に損保ジャパンからメッセージ(当時)へ派遣されて、ケアスタッフとしてそんぽの家小倉(当時はアミーユ小倉)で4か月、管理者としてそんぽの家十番町(当時はアミーユ十番町)で4か月勤務されました。その時の想い出を聞かせていただけますか?
鷲見 そんぽの家小倉に配属された初日、何をしたらいいのか分からなかったなぁ(しみじみ)。
先輩ケアスタッフに言われて、目の見えないご入居者さまの食事介助をやったんですが、メニューの説明をしたり、ご飯⇒味噌汁⇒おかず、みたいに召し上がっていただく順番を考えなければならなかったり、「次は何を食べたいですか」と質問したり、今考えたら当たり前の事なんですけど、とても難しかった。介護の仕事は本当に難しくて大変な仕事なんだ、と初日に感じました。
それから、1日に3人、4人の入浴介助を続けてやった時は体力的にきつかったですね。
入浴介助といえば、介助中にご入居者さまが一瞬気を失われたことがありました。幸い大事には至りませんでしたが、その時は本当に焦りました・・・。介護の仕事って人の命を預かるすごい仕事なんだな、と改めて感じさせられた瞬間でした。
--当時、介護職員初任者研修も受講されていましたよね。
鷲見 受けましたね! 3か月コースを受講したんですが、現場での仕事が無い日に初任者研修を受講していたので、そうなると月に4日くらいしか休みが無くなるんですよね。これは大変でした。。でも、早く追いつかなくてはと思っていたので。
今日ちょうど当時のテキストを見返して振り返りをしていたところです!
--介護現場の仕事で、一番楽しかったことは何でしたか?
鷲見 ご入居者さまの笑顔を見ることでした。お食事を召し上がる時や、アクティビティをする時、外出レクの時などにご入居者さまが笑顔になる瞬間が嬉しくて、嬉しくて、楽しかったなぁ。
--逆に大変だったことは何でしたか?
鷲見 生活のリズムが変わったことです。早番もあれば遅番や夜勤もあり、休みも不規則なので、それに慣れるのが大変でした。それに、ケアスタッフ時代に通っていたそんぽの家小倉が自宅からかなり遠くて、通勤に1時間半くらいかかったんですね。早番の時には家を5時には出なければいけなかったので、それも大変でしたね。
介護の仕事が大変だったというよりも、生活リズムになれる方が大変だったような気がします。
--印象に残っているエピソードは何かありますか?
鷲見 そんぽの家小倉時代に、高次脳機能障害のご入居者さまに付き添って3時間外を歩いたことがありました。記憶障害のあるご入居者さまで、その方の心がおさまるまで付き添おうと思って一緒に歩き始めたら3時間。恐らく10キロ以上歩いたのだと思いますが、最終的にたどり着いたのは、何とその方がもともと住んでいらした家だったんです。この時、「人間ってすごいな」と感じました。
あの時は、ずっと付き添ったらいいのか、歩くのを止めた方がいいのか、止めるにしてもどうやって止めたらいいのか、どう判断すればいいのかよく分かりませんでした。介護の仕事の難しさ、人に寄り添うことの難しさを知った出来事です。
--保険の仕事と介護の仕事で、一番違うと感じるのはどのような事でしょうか?
鷲見 やはり介護は「24時間、365日」だということですね。
管理者時代、ご入居者さまが急変されて夜中の2時に連絡が来たり、ということが月1回くらいはありましたが、保険でこういうことはなかなか無いですから。よく保険でも「24時間、365日」と言ったりはするけれど、介護を経験すると「嘘じゃん」と思う(笑)。
第2回に続きます!!
広報部からのお知らせ
- 鷲見さんから「SOMPOケア WATCH!」をご覧の皆さんに動画メッセージをいただきました。こちらからご覧ください!
- 鷲見さんから社員の皆さんへのメッセージ『月刊 鷲見新聞』を月1回お届けしています。毎月15日前後の通達でメッセージを発信しますので、ぜひご覧ください!