『Future Care Lab in Japan』自動式ラップ機構搭載のオムツ回収ボックス「ラップポン・パケット」に開発協力 ~ オムツ交換のたびに汚物室へ行かなくてもOK!利便性&衛生面も向上!~
2022年6月10日、Future Care Lab in Japanが製品開発に協力した自動式ラップ機構を搭載したオムツ回収ボックス「ラップポン・パケット」が、日本セイフティー株式会社(以下、「日本セイフティー」)から発売になります。
開発の経緯
製品開発のきっかけとなったのは、新しいテクノロジーを積極的に実証評価しているフラッグシップ施設、そんぽの家 高円寺でLabの研究員が業務を見学していた際、介護職員が汚物を捨てるため、オムツ交換のたびに居室と汚物室の往復をしていることに大変さを感じたこと。
そのことを当時のホーム長に伝えたところ、「同じ課題感を持っていたので、ぜひ解決したい!」というニーズが。そのニーズを解決するための技術を探していたところ、日本セイフティーが持っている技術が生かせることが分かり、2020年5月から開発協力・機器の実証評価に取り組んできました。
製品の特長
「ラップポン・パケット」は、新聞紙にくるんだ状態の汚れたオムツやトイレットペーパー、ビニール手袋を入れてボタンを押すと、熱圧着によってそれらを1回毎に密封します。都度、フィルムを密封個包装するので、臭いも菌も漏らさずとても衛生的です。
そして機械内のゴミ箱にラッピングされたオムツがいっぱいになったら、まとめて捨てることができます。これにより、オムツ交換のたびに介護職員が居室と汚物室の往復をする必要がなくなり、ゴミ捨ては介護の専門職以外にアウトソースをすることも可能になります。
「ラップポン・パケット」
製品開発のきっかけをつくった向支配人(現:そんぽの家 羽村 )は、「排泄介助後に新聞紙に包んだオムツ類を手に抱え、汚物室まで移動する光景が日常でした。新聞紙だけでは汚物室内に臭気が充満し、廊下まで臭ってしまうこともありました。都度、汚物室までの移動も負担であり、オムツ類をどのように管理することが適切かを検討する中、今回のオムツ回収ボックス「ラップポン・パケット」を活用することで衛生的に管理できると感じました。居室は住まいである、廊下や共有部も住まいである、快適な住まいの環境を維持するには「ラップポン・パケット」の活用が必要です。ぜひ、そんぽの家 羽村でも正式導入して使用したい。」と話します。
今後、「ラップポン・パケット」が多くの介護現場で介護サービスの品質向上、介護職員の業務負担軽減や業務効率化の一助になることが期待できますね!
製品開発のきっかけを作った
そんぽの家 羽村 向支配人
ヒト × テクノロジー 新しい介護のカタチを創造する
「Future Care Lab in Japan」
設立 2019 年 2 月
所在地 東京都品川区東品川 4-13-14 グラスキューブ品川 10 階
ミッション
「人間」と「テクノロジー」の共生による新しい介護のあり方を創造し、加速する超高齢化に伴う課題の解決を通じて、高齢者が自立し尊厳をもって暮らす持続可能な社会の実現と高い付加価値と生産性を備えた持続可能な介護事業モデルの構築に寄与していきます。
URL https://futurecarelab.com/