教えて!SOMPOケアのACP② 6名が終末期ケア専門士の資格取得!!~そんぽの家 はるひ野~
SOMPOケアは、高齢者の皆さまに充実した生活と、最期までその方らしく、尊厳ある人生を送っていただくために「ACP-人生会議-」に力を注いでいます!
ACPとはアドバンス・ケア・プランニングの略で、もしもの時に備えて、自分が望む生活や医療及びケアについて、前もってご家族や近しい人、医療・ ケアチームが繰り返し話し合い、本人による意思決定を支援するプロセスのことです。
連載 第2回目は、そんぽの家 はるひ野での取り組みをご紹介します。
そんぽの家 はるひ野では、2020年からスタッフ一丸となって「ACP」に取り組んでいます。
そんぽの家 はるひ野では、これまでも古澤ホーム長を中心としたチームケアで、終末期を迎えられた方のためのカンファレンスや、勉強会などを積極的に行っていました。
そんな折、ケアスタッフの鳥越さんが、「終末期ケア専門士」という資格があることを知り、受験することを決めました。
「終末期ケア専門士」は、日本終末期ケア協会が認定する民間資格。臨床ケアにおけるスペシャリストを目指し、終末期ケアについて基礎から学ぶことができます。エビデンスがまだ十分に確立されていない分野の現状も知ることができるそうです。試験は年に一回。受験資格はいくつかありますが、介護職であれば3年以上の実務経験が必要とのこと。
鳥越さんが、ホーム内で何気なくその話をしたところ、ホーム長はじめ計6名のスタッフが受験したいと名乗りをあげました。更に、声かけをした外部の訪問ナースも、受験をすることに。
2021年10月、勉強の甲斐あって全員が試験を突破!見事、資格を取得することができました。
独自の勉強会を行っています。スタッフが自らテーマを選定し、日頃のケアに活かしています
資格を取ってからのことを、皆さんはこう語ります。
看護スタッフの谷村さん
「根拠に基づいた学習により、今まで以上に視野が広がりました。終末期の方への声掛けや行動など、とにかく考え方が変わりました。」
ケアマネジャーの大塚さん
「ご入居者さまの“今”の生活をどうしていきたいかを考えるようになりました。終末期につながる“今”だからこそ、しっかりと心のケアをさせていただきたい。」
最後に、古澤ホーム長は、
「チーム全員で資格をとれたことが何より嬉しいです。今回得た知識は、ご入居者さまのことをこれまで以上に考えていくための、はるひ野の共通言語になっており、ACPの取組みを強く後押ししています。私たちの姿を見て、今年も何名かのスタッフが資格を取得予定です。まだ世間には広く知られていない資格ですが、SOMPOケアの人間尊重の考えにも近く、また、さまざまな学びを得ることができます。私たちは取得して本当に良かったと思っています。ほかのホームの方にもぜひ知ってほしいです。」
と熱く語ってくれました。