SOMPOケアギャラリー
作品番号⑮ 日本刺繍「御所車」
今回ご紹介する作品は、日本刺繍の「御所車」です。刺繡には世界各国様々な国の名前がついており、フランス刺繡が有名ですが、日本にも独自の技術の「日本刺繍」があります。大きな特徴として、釜糸と呼ばれる絹糸を使用します。釜糸は、フランス刺繍の糸のように縒り(より)合わさっておらず、絹の繊維が束になっただけのもので、とても繊細で扱いが難しいです。
この作品を制作されたのは、そんぽの家S柏青葉台にお住まいの福岡 祀子(ふくおか としこ)さま。SOMPOケアフーズが毎月発行している「今月の献立」3月号の表紙を飾っています。
そんぽの家S柏青葉台
福岡 祀子(ふくおか としこ)さま 89歳
刺繍は何歳ごろから始められましたか?
60歳ごろから始め、この作品を作られたのも60代でした。
「御所車」の作品を作る前の下絵と指示書です。
とても大切に保管しており緻密な指示など書き込みもわかる大変貴重なものです。
日本刺繍をはじめたきっかけや想い
60歳を迎え、なにか一身に集中して一つの作品を仕上げたいと思い、実家が呉服屋だったこともあり、小さいころから着物の模様を目にする機会が多かったため、日本刺繍を思い出したのがきっかけです。
日本刺繍の先生のところに2年通い、こちらの作品は3カ月程度で完成させました。
集中してしまうと周りが見えなくなってしまい、夕食の支度を忘れてしまうこともありました。旦那さまのご理解もあり完成まで没頭して続けることができました。
完成時、真っ先に旦那さまに見せ、喜んでくれた時はとてもうれしかったです。
現在の関心ごと
現在は加齢とともにベッド上で生活する時間が増えてしまったが、たまに息子や孫が来てくれるのでそれが何よりの楽しみです。
副ホーム長の飯塚さんへもお話を伺いました
福岡さまは持病の関係で、身体的にも精神的にも大変な状態ではありますが、会話の中で言葉遣いにはどことなく品があります。
スタッフにいつも、大変気を配っていただいております。
60歳から新しいことに挑戦された福岡さま、大変尊敬いたします!
いくつになってもチャレンジする事を忘れない心を私も見習いたいです!
▼▼▼▼そんぽの家S柏青葉台の紹介動画をご覧いただけます。▼▼▼▼
ぜひチェックしてみてください!
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